「グッスリ眠っていたら、ピンポンの猛打音。『バタバタうるさいんだよ』と隣人に怒鳴られて...私、音なんか出してません」(東京都・40代女性)
アパートから引っ越しを余儀なくされました――。今回紹介するのは、東京都に住むIさん(40代女性)が体験したご近所トラブルだ。
隣の部屋に住む男性から、あらぬ誤解を受けていたことが原因だという。
普段から夜22時に寝て、朝6時に起きる生活を送っている彼女。
ある日、布団でスヤスヤ眠っていると、玄関のチャイムが「ピンポンピンポン」と鳴った。慌てて飛び起き、時計を見ると23時を指していた。チェーンを掛けたまま、ドアを開けると例の男性の姿が。
「あんた、バタバタうるさいんだよっ」
そう怒鳴る隣人男性は、Iさんが眠っていたと話しても、聞く耳を持たなかったという。
でも、いつも22時には寝ている彼女。理解できない言いがかりをつけられたことで、恐怖で明け方まで起きていた。すると、ある音が聞こえてきた......。
「どこに電話してるんだ!おう、誰でも呼べや」
隣人男性が、勘違いして...(画像はイメージ)
アパートの隣の部屋に住んでいた神経質な男性のせいで、引っ越しを余儀なくされました。
とても苦しい思いをしたので、聞いてください。
静かな環境で、10年以上暮らせていたのですが...。
その神経質な男性が、アパートに入居して、1年ぐらい経った時でしょうか。私に対して、例の男性が管理会社を通じて「騒音がうるさい」と言ってきたんです。
ですが私は、夜22時には寝て、朝6時に起き、弁当を作って会社に行く日々を送っています。それに家に友達を連れてくるのだって、1年に1回友人が泊まりにくるぐらいです。
管理会社によると、「生活音がうるさい」とのこと。私はガサツな性格なので、そう言われると申し訳ないなと思い、気を付けてはいました。
しかし、ある日のことです。
その日は、当時放送されていた「下町ロケット」を見終わって、「来週はどうなるんだろう」とワクワクしながら布団に入りました。
布団に入ったらすぐに眠ることができるので、すぐに意識がなくなり深い眠りについた......途端、ピンポンの猛打音が部屋中に響きました。
――何ごと?
そう思って慌てて飛び起きたら、夜23時近く。
えっ?えっ?という感じで、チェーンをかけたままドアを開けると、隣の男が立っているんですよ。そして、こう怒鳴り始めたのです。
「あんた、バタバタうるさいんだよっ」
向こうの言い分は、「バタバタ音がする」とのこと。
いくら「私は眠っていた」と伝えても相手は興奮するばかりなので、私は怖くて110番しました。
その間も男は、
「どこに電話してるんだ!おう、誰でも呼べや」
と脅してきまして...。結局、警察の方がきてくれて、その男をパトカーに連れていき、何かあれば生活安全課にと説明されました。
結局犯人は、誰?
その一件の後、私は恐怖と怒りで眠ることができませんでした。なので、布団の中で明け方まで起きていたのですが、その間に反対の部屋からドライヤーの音が聞こえ、どこかの部屋で押し入れを開ける音がたくさん聞こえてきました。
おそらく男性は、他の部屋の方が出した音を全て私が出していると決めつけて、私に文句を言ってきたんだと初めてわかりました。
夜22時に寝てしまうと朝まで起きることがない私には、他の部屋の方の生活音はまったく気にならなかったのです。
結局、私が引っ越すことになりましたが、あまりに静かな環境って、「静かな場所を求めて神経質な方が集まるのかも」とガサツな私にはよい教訓にはなりました。
今は、24時間車の走る音が聞こえる古いアパートですが、まったく苦にならず、一度寝ると朝まで起きることはありません。
後日談ですが、私は、同じ地域内に引っ越したので、その神経質男が公園で公園利用者にくってかかっていたというのを管理会社の人から聞きました。
そういう人が隣に越してきたのが不運だったと思って、引っ越しましたが、今の大家さんが本当によい方なので、神経質男のおかげで今があるのだなと感謝すらしています。
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