突然だが、こちらの写真をご覧いただきたい。


「神秘的」の一言に尽きる(以下、画像はIori Takano(@_iori_xx21)さんのツイートより)

うっすらとピンク色に色づく夕暮れ空の下、静かな湖の真ん中に佇む赤い鳥居。

どこが水平線なのか見えず、まるで雲の上に立っているよう。

なんとも美しく、幻想的な光景だ。あの鳥居をくぐった先には、こことは違う別の世界へと通じている......思わずそんなことを空想してしまう。

およそ現世のものとは思えないようなこちらの写真に対し、

「すごい幻想的です!」
「違う世界に行けそうです」
「不思議な感覚になります」

といった声がリプライなどで寄せられている。

空と湖の境界線が曖昧になり...

話題になっているのは、フォトグラファーのIori Takano(@_iori_xx21)さんが2021年2月1日に投稿した写真だ。Jタウンネットは2月4日、Ioriさんに写真についての詳しい話を聞いた。

Ioriさんによると、写真の鳥居は滋賀県にある白髭神社の湖上鳥居。2019年の12月の夕方に撮影したものだとのこと。これほど幻想的な光景が、実在しているというのは驚きだ。

撮影当時の状況についてIoriさんは、

「撮影時は曇りでしたが波が穏やかでかつ若干霞がかっていたため境界線が曖昧でした。

鳥居が東側に位置するので夕方のビーナスベルト(日の出・日没の際に太陽と反対側の空がピンク色になる大気現象)を狙いに訪れました」

と説明。狙い通りに撮影できたこちらの写真に、「キャプションで天空の鳥居と誇張しましたが、改めて見ても本当に天空にあるように感じちゃいます」と改めて感想を述べた。


ぜひ一度自分の目で見てみたい

ツイッターでの反響について、Ioriさんは、

「幻想的に表現したかったのでそれが伝わってとても嬉しいです」

とコメントしている。