任期満了に伴い４月１１日に投開票が行われる佐野市長選挙に県議会議員の金子　裕氏が立候補を表明し２７日、佐野市内のホテルで会見を開きました。

現在５８歳の金子氏は１９９１年に佐野市議会議員に初当選し、２００７年からは県議会議員として現在４期目、２０１９年には県議会副議長を務めました。

佐野市長選挙への出馬は合併直後の２００５年の選挙以来２度目となります。

金子氏は「現職の１６年間の市政を評価している」とする一方、「新型コロナウイルスや災害などで新しい生活様式が求められるなか２０年、３０年後を見据えた仕組み作りをすべき」と立候補の理由を話しました。

重点政策として新型コロナウイルス感染症対策の強化と東日本台風の被害からの復旧復興の加速化を掲げています。

新型コロナウイルス対策の強化については、医療従事者との連携の強化やさらなる情報発信、ワクチン接種の円滑な体制づくりを進めるとしています。

東日本台風の被害からの復旧復興の加速化については、市役所内の各部署に散らばっている土木建築技術職員を再編し技術センター部を設置するとしています。

佐野市長選挙を巡っては金子氏のほか、現職の岡部　正英氏、佐野市議会議員の井川　克彦氏、行政書士の郄際　弘幸氏が立候補を表明していて５選を目指す現職に新人３人が挑む激戦になるとみられています。