県と宇都宮市は２７日、新たに３８人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。県内で亡くなった人は１０日ぶりにいませんでした。

感染が確認されたのは宇都宮市や小山市、佐野市などの未就学児から９０代の男女３８人です。

このうち５人が県内１６例目のクラスターの鹿沼病院の入所者と職員、３人が２２例目のクラスターの下野市の高齢者施設の関係者、１人が２９例目のクラスターの足利市の高齢者施設関連です。

宇都宮市の事業所で２７日までに同じフロアに勤務する５人の感染が確認され、県内３０例目のクラスターに認定されました。

すでにこの事業所に勤務する全員が検査済みだということです。

県内で感染が確認されたのは累計で３６５３人、療養者数は７９６人、重症者は２０人、入院調整中の人は４０８人となっています。

続いて近隣の県の状況です。埼玉県では２人の死亡と２４７人の感染、茨城県では１人の死亡と８４人の感染、群馬県で５２人の感染が確認されています。

市や町の対応です。那須町は町内に住んでいて今年春に小中学校や高校に入学、または１８歳を迎えた子どもたち６８９人に「新生活応援給付金」を支給します。小中学校の入学者に１人２万円、中学校を卒業する生徒と１８歳を迎えた子どもに３万円を支給します。

下野市は今月１０日に予定されていた成人式が延期となったことに伴い、レンタル衣装の料金や着付け、美容室などのキャンセル料の半額を上限３万円まで助成します。成人式は１０月３１日に予定しています。

芳賀町は来月１日から町民を対象にＰＣＲ検査と抗原検査の費用を助成します。助成金額はそれぞれ上限１万円と３５００円です。