県政の基本指針となる新たな５ヵ年計画の検討会が２６日、県議会で開かれ、政策の目標値などを盛り込んだ案が示されました。

県の重点戦略「とちぎ未来創造プラン」は、新年度からの５年間を計画期間としていて、人材育成や産業成長、健康長寿・共生などの５つの分野でプロジェクトが進められます。

新プランでは、これまでの成果指標に加え、プロジェクトごとに現状と目標を具体的に設定し、政策の進み具合をより分かりやすく判断できるようにするということです。　

新型コロナウイルスなど社会環境の変化を踏まえ「デジタル化」「新たな日常」「持続可能な開発目標・ＳＤＧｓ」の３つの視点を盛り込みます。

この中で教育分野のオンライン授業やテレワークの推進、アフターコロナを見据えた観光プロモーションなど「新たな日常」に向けた取り組みを加速させていく方針を明記しました。

また持続可能な社会を実現させるため「貧困」「エネルギー」「気候変動」など、ＳＤＧｓの１７の目標を設け、５つの分野のどのプロジェクトと関係が深いかを表で記しました。

新しいとちぎ未来創造プランは今回出た意見を踏まえて、来月上旬に公表されます。