「都営住宅で過ごした10年間もの地獄の日々。包丁、食べ残し、使用済み避妊具が上から降ってきて...果ては私が追い出されました」(東京・40代女性)
騒音なんて序の口ですよ――。今回紹介するのは、東京都に住むUさん(40代女性)が体験したご近所トラブルだ。
都営住宅(14階建て)の2階に住んでいた彼女。ベランダの外側にある金属製の落下防止ネットに、色んなモノが「降ってくる」という。
洋服やハンガーなら風のいたずら?と思えるが、おもちゃやぬいぐるみが落ちてくる。さらには、包丁や鍋といった調理用具や「営み」に使う避妊具まで...。
Uさん曰く、団地の住民は変わり者が多いそう。落下防止ネットならまだしも、彼女のベランダにカップラーメンの食べ残しがあったことも。
犯人は、3階から14階の住民の誰なのか。彼女は、都営住宅の本部に防犯カメラの設置を要求したのだが...。
「生活に害を及ぼす。人権問題になる。盗撮扱いにもなる」
上から「ゴミ」が...(画像はイメージ)
「アパート上階からピアノの爆音。あまりにもうるさくて注意したら『降ろせばいいんでしょ』と逆ギレされて...翌日まさかの出来事が」(栃木県・40代男性)
こちらの記事を読んで、「ピアノなんてまだまだ甘い」と思いましたので、私のエピソードをお話します。
私は14階建ての都営住宅の2階に、10年住んでいました。
部屋は真南で陽当りがよく、それなりの団地。最初の2年位はベランダに布団も干せたのですが...。
2階のベランダ側に、金属製の落下防止ネットがあるのですが、そこに、ありとあらゆる物が沢山落ちてきました。
洋服やハンガーといった生活用品なら、風が強くて落ちてきてしまったんだなと思えますよ。
でも落ちてくるものは、子供のおもちゃやぬいぐるみ、フライパン、鍋、下着、使用済みの避妊具、布団、枕、包丁、雑誌、シーツ...。もう頭が狂いそうなぐらい、上から色んな物が落ちてきました。
最悪だったのは、我が家のベランダの中にも入ってくるケースです。カップラーメンの食べ残しが、我が家のベランダに...。おかげで布団も干せなくなりました。
私が住んでいた都営住宅には、年金暮らしの老人や若者家族、中年の変な奴らがいました。
私は上からモノが落ちてきた日時を、証拠写真として撮り続けました。
ですが14階建てだし、どこの部屋の住民が落としているかわかりません。風が吹いて上階ではなく、斜めからかもしれません。犯人探しをしないと...、そう思いましたが何時に落ちてくるか、わからないんです。
どうしようと思って、都営の本部に助けを求めました。防犯カメラの設置を頼みましたが、
「生活に害を及ぼす。人権問題になる。盗撮扱いにもなる」
と言われ、何もしてくれませんでした。私は、自分で要望を回覧板で回しましたが、被害はやみませんでした。
都営住宅は毎年、各家庭に収入調査があって、その基準は毎年変わります。年金生活者にとっては、ありがたい家賃ですが、当時30代だった私の家庭は、家賃基準よりも高い収入を得ていたので「追い出される」ことに。
10年もの間、被害者として我慢し続け、退去命令。引っ越しし、現在は別の場所に住んでいます。
ピアノの音なんて序の口ですよ。
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