「バルセロナを逃げ出してから輝いた」5名の選手
世界でも有数の育成組織を備えているバルセロナ。「ラ・マシア」と呼ばれるアカデミーからは多くの選手が輩出され、クラブ独特の文化が作られている。
一方、だからこそそこから離れてから輝きを見せる選手も…今回は『Sportskeeda』から「バルセロナを逃げ出してから輝いた5名の選手」をご紹介する。
すぐに逃げるのは良くないかもしれないが、自分が輝ける場所を探すことも重要なのだ…。
5位:アダマ・トラオレ
現在サッカー界で最も「体格を称賛される」筋肉ウインガー、アダマ・トラオレ。彼は2018年にウォルヴァーハンプトンへと加入して以来、新しい風を吹き込んでいる。破壊力あるドリブラーであり、重要なゴールを決めてきた選手だ。
彼がキャリアをスタートさせたのはバルセロナの下部組織だった。トップチームにも4回出場したが、当時細身のアタッカーだった彼に居場所は用意されず…2015年にイングランドへとわたってから大ブレイク。その体格もまたたく間にムキムキになった。
4位:エリック・ガルシア
ラ・マシアという名前はこの記事で多く目にすることになるだろう。バルセロナのユース寮からは多くの名選手が生み出されてきたが、その中でチームを離れたことがきっかけでブレイクする者も多い。
19歳でマンチェスター・シティの最終ラインで重要な存在となっているエリック・ガルシアもそうだ。若くしてイングランドへと渡り、ジョゼップ・グアルディオラの薫陶を受けてトップチームに昇格した。
現在バルセロナが彼の復帰を打診していると言われているが、今の所はまだ具体的な動きには繋がっていない。来季は契約が切れるためどうなるのか…。
3位:エクトル・ベジェリン
アーセナルでFAカップを3回優勝したエクトル・ベジェリンは、今のところ真のグーナーである。しかし彼は元々バルセロナで育った選手で、ユース時代にイングランドへと渡ったという経験を持つ。
攻撃での脅威と圧倒的なスピードを提供できるサイドバックである彼は、スペイン代表でもプレーする。バルセロナが再獲得を狙っているという話もあったが、今のところは実現していない。
2位:マウロ・イカルディ
今やそのイメージも感じられなくなっているが、アルゼンチンの名FWマウロ・イカルディはバルセロナのアカデミーに所属していた経験を持つ選手だ。彼はティキ・タカのスタイルに自分が合わないと考え、早い段階でチームを離れることを決めた。
それから彼はインテルで大ブレイクを果たし、パリ・サンジェルマンでも活躍。レベルの高いボックスストライカーとして存在感を発揮してきた。バルセロナに残っていたら、間違いなくブレイクするのは難しくなっていたはず…。
1位:ティアゴ・アルカンタラ
昨季バイエルン・ミュンヘンで欧州の頂点に立ったティアゴ・アルカンタラは、今夏リヴァプールで新しい挑戦を行うことを決めた。今のところ怪我にも苦しめられているが、僅かな出場でもその才能を示した。
彼はバルセロナのトップチームでもかなりの試合に出場したものの、チャビやイニエスタがいた中盤で存在感を示せず、退団したいと要請。ジョゼップ・グアルディオラが率いるバイエルンで大ブレイクを果たした。