右SBで奮闘した酒井。(C)Getty Images

写真拡大

 現地時間9月13日にリーグ・アンの第3節が行なわれた。パリ・サンジェルマンと酒井宏樹、長友佑都が所属するマルセイユの一戦は、1-0でマルセイユが勝利を収めている。リーグ戦のクラシコ勝利は、実に9年ぶりとなる。

 酒井は右SBで先発出場し、2試合連続でチームの2連勝に貢献。パリSGの左サイドからの猛攻を受け続けたディフェンダーについて、マルセイユ専門メディア『Le Phoceen』は10点満点中、「7.5」と高く評価。「ネイマールにわずかな自由しか与えず、中央に追い込む役割を果たした。彼自身のエナジーを取り戻したゲームとなった」と称えている。

 また、ファンサイトの『Football Club de Marseille』も「6.5」を与え、このように絶賛した。

「僕らが愛してやまないサカイ! 彼の粘り強さと真面目さ、そして限られた能力を最大限に生かしてお手本となる能力に我々は感服している。6分にイエローカードを受けるなどヒヤリとさせたが、最高のプレーヤー(ネイマール)を相手に満足なプレーを見せてくれた。(パウロ・)サラビアに対する守備も素晴らしい。攻撃面ではかなり制限されていたが、フロリアン・トバンとの連係は満足できる」

 一方、仏有名誌『French Football』と欧州スポーツチャンネル『EURO SPORT』は「5」と、ともにチーム内最低タイの評価に。現地メディア『SO FOOT』ではユーザー投票では「6.6」だったが、バレンティン・ルッツ記者は「5」を与え、このように評した。

「右サイドでネイマールや(アンヘル・)ディ・マリアを相手に手を焼き、辟易していた。だが、途中からアマチュアサッカーの古き良きルールである『ボールはパスするものであり、選手をスルーするものではない』ということを思い出したようだ。デュエルではもっと激しく荒れていたが、彼の方がうまくまとめていた」

 ちなみに、この試合では出番の回って来なかった長友だが、左SBのジョルダン・アマビが退場していることから、次節ではフランスデビューの可能性が高まっている。

 マルセイユは9月17日にサンティティエンヌとアウェーで対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部