Intelが第11世代Coreプロセッサと共に新しいロゴを発表
Intelが「Tiger Lake」のコードネームで開発を進めてきたモバイル向けCPUを第11世代Coreプロセッサとして正式に発表しました。これと同時に、Intelは新しいロゴを発表しています。
Sparking the Next Era for the Intel Brand | Intel Newsroom
https://newsroom.intel.com/editorials/intel-brand-karen-walker/
https://www.theverge.com/2020/9/2/21418540/intel-new-logo-2020-redesign-minimalist-branding
「Tiger Lake」というコードネームで開発が進められてきた第11世代Coreプロセッサが発表されました。Intel Iris Xeグラフィックスを採用した第11世代Coreプロセッサは、プロセスルールに10nm SuperFinを採用しており、CPUあたりのL2キャッシュは1.25MB、LLCは12MBを採用しています。実行ユニット(EU)は最大96で、メモリはDDR4/LPDDR4、Intel Gaussian＆Neural Accelerator(GNA)はバージョン2.0を採用。そのほか、USB4に準拠したThunderbolt 4.0に対応しており、PCI ExpressもGen4に対応しています。
第11世代Coreプロセッサを第10世代Coreプロセッサと比較すると、写真編集などのコンテンツ作成速度は最大2.7倍、Microsoft Office 365の生産性は20％以上向上、ゲーミングパフォーマンスも2倍以上高速となっています。第11世代Coreプロセッサを採用したノートPCはAcer、ASUS、Dell、Dynabook、HP、Lenovo、LG、MSI、Razer、Samsungといったメーカーからリリースされる予定です。
Intel Launches 11th Gen Intel Core and Intel Evo (Event Highlights) - YouTube
「Tiger Lake」や第11世代Coreプロセッサに搭載されているIntel Iris Xeグラフィックスの技術的詳細は、2020年8月11日に開催されたオンラインイベントの「Architecture Day 2020」の中で発表されており、以下の記事にまとめられています。
Intelの次世代モバイルプロセッサ「Tiger Lake」やXeグラフィックスなどオンラインイベント「Architecture Day 2020」での発表まとめ - GIGAZINE
これに合わせて、Intelは同社の新しいロゴを発表しました。Intelがロゴを変更したのは3度目のことで、よりシンプルなものに変わっています。
Intel Transforms Its Brand - YouTube
1991年に、日本では「インテル、入ってる」として知られる「Intel Inside」ロゴが誕生。
その後、2006年にロゴが変更されました。
「Intel」の文字を囲む線が消され、よりシンプルになったのが新しいIntelのロゴ。
さまざまなカラーバリエーション。「i」の点部分にカラーアクセントが加えられる模様。
第11世代Coreプロセッサだけでなく……
Xeonや……
次世代ノートPC水準である「Project Athena」および第11世代Coreプロセッサに対応した新ブランド｢Intel Evo platform｣も発表されており、このEvoでもIntelの新ロゴが採用されています。
なお、Intel製品と共に流れる「Bong」と呼ばれるサウンドロゴも2020年後半には刷新されることとなるそうです。
Intel - Sound Logo - YouTube
海外メディアのThe Vergeは「おそらくすぐに新しいIntelのロゴを採用したステッカーを貼ったPCが登場することとなるでしょう」と記しており、実際にIntelはこの新しいロゴを採用した第11世代プロセッサやEvoのステッカーを貼ったノートPCの登場を予告するかのような映像を公開しています。
Introducing the 11th Gen Intel Core Processors and Intel Evo Platforms - YouTube
