セティエンがメッシ酷使の状況に言及 「前半にもっとゴールを決めていれば…」

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バルセロナを率いるキケ・セティエン監督がアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを酷使している状況を認めた。スペイン『マルカ』が伝えている。

新型コロナウイルスの影響による大幅遅延により、中断明けからタイトなスケジュールで進むラ・リーガ。6月13日の再開初戦から9試合を消化している。その全9試合が中2、3日置きに行われるなかでフル稼働し続けるメッシは11日に行われた第36節のバジャドリー戦も決勝ゴールをアシストして、フルタイム出場。レアル・マドリーから首位の座を奪い返すためにも負けられない戦いが続いていることもあり、33歳の絶対的エースに休養を与えられずにいる状況だ。

その状況はセティエン監督にとっても好ましいものではないようだ。試合後にメッシを休ませる必要性を問われると、「もちろん」と応じてみせたが、試合の展開的に交代の決断が難しかったと説明した。

「前にも言ったが、スコアがあまりにもタイトだと難しい。前半にもっとゴールを決めていれば、多くの選手を休ませられたかもしれない。チームも全体的に疲労の色が濃かった」

「相手には前線に質の高い選手がいて、FWも献身的な選手がいた。試合もコントロールし切れておらず、全体的に後ろに重たかったし、そういう状況が我々をより苦しめた」

「前半のうちに終わらせるべき試合だった。2、3点ぐらい挙げられたはずだ。後半は苦戦を強いられてしまった。選手数名の疲れにも気づいていた」