すっきりしたインテリアに憧れるも、機能性を考えると実現が難しいなんて人も多いはず。
そこで便利なのが、箱収納。インテリアとしてもおしゃれな箱を使えばそれも解決します。今回取材した夫と息子2人の4人暮らしをしている読者のお宅はいつもおしゃれで、見た目もすっきり。そのわけは、箱がインテリアとしても収納グッズとしても大活躍しているからだそう。実際の収納術や箱選びのポイントを教えてもらいました。

洗面所をすっきり保つボックス収納のテクニックを大公開!



まずは、洗面所での箱収納の例を見せてもらいました。

●洗面所に子ども用のスペースを予約


洗面所。こちらにボックス収納スペースがあります

今、洗面台下で実際に使っている箱は、大人のものを入れる上段2つだけ。将来、子どもが大きくなったときのため、その下に、から箱を2つ置いて“予約”しています。


「余計なものでスペースが埋まらないように準備しておくんです」

●子どもの服は洗濯物を取り込む場所で管理する


ランドリールーム兼物干し場という間取りを生かして、子ども服が乾いたら、たたんで、布製ボックスへ入れる習慣。


「子どもが朝起きて、洗面所で洗顔したら、そのまま着替えさせます」

ボックス収納は“見せる箱”と“見せない箱”でメリハリを



「箱の使い方はメリハリが大切。わが家では“見せる”箱と“見せない”箱を分けて選んでいます」

“見せる”箱はルックス重視。まずは、なにか飾ってみたいと思った場所におしゃれな箱を置いてみて、あとから動線などを考えながら中に入れるものを決めます。キッチンカウンターのカトラリーや朝食セットなどを入れている箱は、このやり方で、出しっぱなしにもかかわらず生活感を見事に部屋から消しています。

一方、収納スペースの扉に隠れる“見せない”箱は、使いやすさやコストパフォーマンスを優先し、収納スペースにムダができないよう、置く場所の高さや幅に合わせた箱を選びます。扉をあけた際に主張しないものが基本です。

「白くて四角い箱を選ぶことが多いですね。見た目にも美しいし、デッドスペースが生まれにくいのもメリット。その場所で使わなくなったら、また別の場所に移動して活用しやすいのもいいです」

収納したところから移動して使うことの多いグッズは、持ち手がある箱を選んで入れるのも使い勝手アップのコツです。

「元に戻すのがスムーズだから、出しっぱなしになりにくく、部屋のキレイをキープできるんです」

<撮影/元家健吾 取材・文/ESSE編集部>