買い物をしない日をつくる節約術、「無買デー」を始める人が増えています。細かいテクニックいらずで、だれにでも始めやすいことから、SNSでも話題に。ESSE読者の間でも流行中です。

参考にするべく、実際に毎月の食費が5000円減になったという読者を取材! 無買デーを乗りきるために、普段の買い物をどう工夫しているのか教えてもらいました。

「とにかく買い物に行かない」で食費が5000円ダウン!




1回の買い物で肉や野菜をバランスよく購入。合計で3657円です。

今回ご紹介するIさんは、夫、長男、二男の4人家族。食べ盛りの子どもたちを育てながら、食費は月3万円以内をキープ。日々食費節約に奮闘中です。

●3〜4日ギリギリもつ量を買うのがポイント

以前は、買い物は週1回のまとめ買いのみというルールにしていましたが、かえって買いすぎてしまうことも多かったという、Iさん。思いきって買い物スタイルを見直しました。

「3〜4日ぎりぎりもつかな? と思う分量だけを買うようにするんです。そして4日めを過ぎても買い物には行かず、あるもので粘る(笑)。単純ですが効果てきめん。食費が5000円減になりました!」

●【野菜】日もちするものを中心にマイ定番を決めておく

野菜を選ぶ基準は使い回しやすさ。
「子どもが好きで、洗うだけでサッと出せるミニトマトは『あとひと品』にもお弁当にも便利なので欠かせません」

<買ったもの>
・大根
・ニンジン
・コマツナ
・モヤシ
・ブロッコリー
・シメジ
・ミニトマト

●【肉・魚】特売肉や切り身魚を3パックのみ購入

肉と魚は「ちょっとたりないかな」と思う量の、合わせて3パックを上限に購入。
「よく買うのは豚こま肉や鶏胸肉。鶏胸肉は鶏ハムにします」

<買ったもの>
・鶏胸肉
・合いびき肉
・サバ(骨取り)


鶏ハムは薄く切って出したり、サラダに加えたり、使い回しに便利。

●【加工品】肉代わりに使えるタンパク質が無買デーに活躍

「肉や魚はぎりぎりの量しか買いません。安価でうま味の出る加工品や缶づめは必須アイテムです」
野菜と炒めればメインおかずに。

<買ったもの>
・ちくわ
・厚揚げ
・サバ缶
・ソーセージ


週の後半によくつくるのが、ちくわ焼きそば。食感や満足感もお肉並みと、家族にも好評です。

●【チルド総菜】安価なシューマイがあれば肉がなくてもリッチな食卓に

「地元スーパーでいつも買うのは8個入り68円と格安で、食卓が寂しいときの救世主」
市販品も賢く使えば、節約の味方に!

<買ったもの>
・チルドシューマイ


節約食材のサラダと卵焼きのおかずに、シューマイをプラス。手間いらずで家族ウケも上々。

●【果物】1房100円以下のバナナは朝食の定番メニュー

果物で欠かせないのが、安価ですぐに食べられるバナナ。
「朝食用にいつも買っています。栄養価もあり、時短食材としても優秀です」

<買ったもの>
・バナナ

●【乳製品】1袋にたくさん入ったチーズをお弁当用に常備

「お弁当の隙間埋めにチーズが重宝します。容量が多いものを選べばコスパも高いんです」
夕食のおかずのちょいたしにも活用。

<買ったもの>
・キャンディチーズ

スーパー以外で買う方がおトクなものは、ほかの店で



商品によっては、ほかの店で買う方が安かったり、満足度が高かったりすることも。ルールを決めて上手に使い分けています。

●値引き率のよいドラッグストアも要チェック!

「夕方になると半額になるパンや、ヨーグルト、納豆などはスーパーより安いんです」
医薬品を買ったポイントで買い物できるメリットも!

●100円ショップなら気兼ねなく購入できる


種類豊富なフレーバーティーは100円ショップで購入します。
「いろいろ選べるのが楽しい! 職場のティータイムが癒やし時間です」

※カゴの写真は取材をもとに編集部で再現したものです。

<撮影/林紘輝 取材・文/ESSE編集部>