新型コロナウイルスの連日の報道や、終わりが見えない生活の不安などもあり、どうにも気持ちが晴れない…なんて人も多いかもしれません。

そんなとき、今までの「考え方や行動」をやめてみることもひとつの手段です。インスタグラムで心に響く、救われる言葉を発信しているたぐちひさとさんに「なにをやめたらいいのか」を教えてもらいました。

もうやめよう。うまくいかない自分を変える魔法の言葉




今の現状に満足できないなら、今までやってきたことをやめることが大事(※写真はイメージです)

●やる気を出すのをやめる


「やる気を出そうとしなくても
やる気になることを見つけること
何のためにするのか
誰のために頑張るのか
いつまでに成し遂げたいのか
わからないとやる気になれない」(『もうやめよう〜もっと自分を好きになるために〜』(扶桑社刊・以下同)P74より引用)

めまぐるしく飛び交う情報や同調圧力に疲れてしまうこともありますよね。だれかに合わせて無理にやる気を出そうとするよりも、一人になってみることも大切。心の声に耳を傾けると、しなくてもいいことがたくさん見つかるかもしれません。

肩の力を抜いて、ゆったりとした気持ちでいることで、またがんばろうと思えたら、それが本当にあなたにとって大切なことかもしれません。

●ダイエットをやめる


「やせることがすべてではない
心と体が健康であってこそ
人は美しくなる」(P76より引用)

スタイルのいい人を見ると、ついうらやましくなってしまいます。自分もあんな風になれたら…と卑屈になることも。でも、いちばん大事なのは自分が幸せかどうかということ。だれかと比べる必要はありません。

なにをしているとき、だれといるときに心が満たされるか。心が健康な人ほど、美しい印象を放つものかもしれません。美しくなる方法はダイエットだけではありません。まずは幸せと思えるかどうかを大切にしたほうがよさそうです。

●SNSをやめる


「知らなくていいことはたくさんある
フォローしなければいい
見なければいい
簡単につながるけれど
簡単に切ることはできて
本当の絆はSNSでは生まれない」(P80より引用)

無意識についついスマホを見てSNSをのぞくことがクセになっていませんか? うらやましいとか悲しいとか、一つの投稿でいろんな感情が芽生えてしまうはず。

SNSの世界がすべてではありません。こだわりすぎず、少し距離を置いてみることも大切です。本当に自分が好きと思える人がそばにいるだけで、幸せだと気づくかもしれません。
人と人とのリアルなやりとりのなかでしか学べないこともたくさんあるはず。

●若返るのをやめる


「いくつになってもやりたいことはできる
そう思える心があるなら
きっとこれからも大丈夫」(P82より引用)

「もう年だから」といろいろなことをあきらめたり、「もっと若々しくなりたい」と年齢に抗ったりしていませんか?

年齢という数字に縛られる必要はありません。年齢で自分にブレーキをかけず、自分の心に素直になればいろんな可能性が広がる気がします。今の自分ができること、やりたいことを思いっきり楽しむことができれば、いくつになっても心は若いし、いくつになっても成長できるはず!

たぐちひさとさんの新刊『もうやめよう〜もっと自分を好きになるために〜
』(扶桑社刊)では、数多くのやめられる言葉、そして自分をいたわるための体の使い方も紹介しています。ぜひ自分の心と向き合って、いたわってあげてくださいね。

<文/ESSEonline編集部>

●教えてくれた人
【たぐちひさとさん】


Instagramで仕事、家族、人生などをテーマとした言葉をつづり、「心に響く」「救われる」と話題に(@yumekanau2
)。フォロワー数は50万人を超える。著書に『20代からの自分を強くする「あかさたなはまやらわ」の法則
』(三笠書房)、『そのままでいい
』『キミのままでいい
』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『きっと明日はいい日になる
』(PHP研究所)など