テレワークに休校!「夫婦で在宅」がうまくいくコツ
テレワークの話題が増えたこの頃。今までは週末くらいしか家族全員で過ごしていなかったのに、急に全員が集まり、しかも仕事をする事態になった人もいるのでは?
ここでは夫婦で在宅勤務をしている整理収納アドバイザーのはなむらあやさんに、在宅で仕事をする際のコツを聞きました。
家族で協力すればテレワーク&休校はうまくいきます
わが家は3食そろって家で食べる日も多いほど、家族が一緒に長い時間を過ごしているフリーランス夫婦です。基本はふたりとも在宅勤務。夫婦で家にいる時間が長くなると楽しい分、ストレスも増えてよくけんかもしました。
子どもが生まれたり引っ越したりと、日々ライフスタイルが変わる中、なんだかんだうまくやってきたのは、「家のシステムづくり」と「相手への思いやり」なのかもしれません。
今回は、家で子育てと仕事を両立している、わが家での暮らしのコツをご紹介します。
●整理収納で家のシステムづくり。自宅環境を整えることが大事
そもそも家が乱雑になっていると、それだけでもストレスになってしまいます。
とくにオフィスを兼用しているわが家では、生活空間に仕事のものが出しっ放しにならないよう意識して収納をしています。仕事部屋だけでなくリビングなど、仕事をする可能性のある場所にはすべて、PCや書類の定位置を決めておき、サッとしまえる収納のシステムづくりを心がけています。
PCと書類はリビングの収納棚に一時置き
使いやすくないとしまわなくなるので、出し入れしやすい場所にするのがポイントです。きちんと整理することで、出しっ放しになっていた書類などを、子どもに触られて怒ることもなくなりました。
地下1階が夫婦の仕事部屋でリビングが2階にある、3階建てのわが家では、ものの移動のためになんども上がったり下がったりしないように、動線を意識しています。
地下の仕事部屋から持ってきた仕事道具など、どうしてもリビングにものが集まりがちなので、下の階に降りるときには必ず「なにか持っていくものある?」と確認し合うようにしています。
少しの思いやりがあるだけで、部屋にものがあふれず、気持ちのいい自宅環境をキープしてくれます。
地下にある夫婦の仕事部屋
●夫婦でシフト制を採用!子育てと仕事を時間で分担
4歳と1歳のわんぱくな子どもたちがいるわが家。最近は幼稚園も休園になったりと、1日じゅう子どもたちが家にいる日が増えました。そんな日に夫婦ふたりとも仕事があるときは、午前と午後制に分けて子育てと仕事を分担しています。
子育て&仕事を両立する日のスケジュールは、
・7:30 皆で起床
・8:00 朝ごはん
・8:30 家族時間
・9:00 主人の仕事時間(私は子どもの勉強や遊び、昼ごはんづくりを担当)
・13:00 私の仕事時間(主人と子どもたちは外遊び)
・17:00 お風呂とご飯づくり(忙しい時間帯はふたりで協力して乗りきる)
・18:30 夜ご飯
・20:00 寝かしつけ&洗濯(私)、洗い物(主人)
・21:00 仕事部屋でふたり並んで仕事
・0:00 テレビを見たりお酒を飲みながら一緒にリラックスタイム
・1:00 就寝
仕事の内容や状況によってはここまでうまくいかないこともありますが、「午前」「午後」「夜」とシフト制にしたことで効率よく過ごせている気がします。
●仕事場所は臨機応変に変えてみるのも、いい気分転換に
PCがあればどこでも仕事ができるのが在宅勤務のいいところ。同じ場所で仕事をしていると息が詰まることもあるので、子どもがいる時間はリビングで仕事をしたり、子どもが寝静まってからは仕事部屋に行ったり、たまには近所のカフェで仕事をしたりと、仕事場所を変えながらいつでも新鮮な気持ちでいられるように協力し合っています。
●得意なことを中心に、家事をみんなでシェア
仕事も家事もとなると、とても一人では手が回りません。わが家では、苦手な家事を無理にお願いするのではなく、得意なものを中心に家事をシェア。主人が掃除機と食器洗い、私が水回りの掃除と洗濯物とだけざっくり決めていますが、仕事の比重に合わせて分担を変えるようにしています。
家事をシェアをするためには、だれがどの家事をしても分かるように収納することもポイントのひとつ。食器や掃除道具など、定位置をきちんと決めて共有しておくことが大事です。
ひとつの引き出しをあけるだけで、日常で使う食器がすべてが取り出せるように収納
ちなみに、なんでも「やりたい!」と興味津々の4歳になる息子には、ヒヤヒヤしながらも、食器を下げてもらったり、洗濯物を干してもらったりと、積極的に家事のお手伝いをしてもらうようにしています。
少しずつでも、家族みんなが動いてくれると、気持ち的にも体力的にもすごくラクになりました。
●お互いの好きなもので、ひと息つくリラックスタイムを
ふたりとも大のコーヒー好きで、朝1番に私がコーヒーを淹れて1日が始まります。コーヒー1杯でも心が癒され、リラックスできます。バラエティ番組も好きなので、夜に好きな飲み物を飲みながら、ふたりでひと笑いしてから眠ることも日課に。忙しい中でも手を止めて、好きなものを共有するこの時間。ほんの些細なことですが、この時間があることでうまく回っている気もします。
●それでも「ひとり時間」は大切。スケジュールの共有がカギ
結婚する前からひとり時間を大事に思っていた私にとって、ひとり時間は子育てと仕事を楽しめる余裕をつくるのに欠かせないもの。以前は主人が飲み会の予定を入れるたびに、「なんで私ばっかり我慢しないといけないの!」と思っていたときもありましたが、ひとりの時間がほしいと話してみると「言ってくれればいいのに〜」と拍子抜けの回答。なんだ、自分でアピールすればよかったのかと気づいてからは、ヘアサロンや映画、カフェなどのひとり時間も上手に取れるようになりました。
ちなみに、仕事や飲み会、友達との予定、子どもの行事など、お互いの予定はすべてGoogleの予定表で管理しています。
フリーランス夫婦は家にいる時間が長いからこそ、お互いへの思いやりがとても大事。何度も話し合って試行錯誤しながら、やっとうまく回ってきたかなと思う今日この頃です。子どもたちとの時間も、仕事時間も無駄にしないために、仕事道具の収納計画やスケジュール管理、家事のシェアなど家族皆が無理なく快適に過ごせる家のシステムづくりをしてみませんか?
●教えてくれた人
【はなむらあやさん】
整理収納アドバイザー、ライター。夫、息子(4歳)、娘(1歳)の4人暮らし。2019年に夫婦で設計した一戸建てが完成したのを機に、収納アイデアや日々の暮らしをSNSで更新するように。インスタグラム@h_aya_home
では「おしゃれでスッキリした暮らしの始め方」を更新中。
ここでは夫婦で在宅勤務をしている整理収納アドバイザーのはなむらあやさんに、在宅で仕事をする際のコツを聞きました。
家族で協力すればテレワーク&休校はうまくいきます
子どもふたり、在宅勤務のフリーランス夫婦がうまくやっていくコツ
子どもが生まれたり引っ越したりと、日々ライフスタイルが変わる中、なんだかんだうまくやってきたのは、「家のシステムづくり」と「相手への思いやり」なのかもしれません。
今回は、家で子育てと仕事を両立している、わが家での暮らしのコツをご紹介します。
●整理収納で家のシステムづくり。自宅環境を整えることが大事
そもそも家が乱雑になっていると、それだけでもストレスになってしまいます。
とくにオフィスを兼用しているわが家では、生活空間に仕事のものが出しっ放しにならないよう意識して収納をしています。仕事部屋だけでなくリビングなど、仕事をする可能性のある場所にはすべて、PCや書類の定位置を決めておき、サッとしまえる収納のシステムづくりを心がけています。
PCと書類はリビングの収納棚に一時置き
使いやすくないとしまわなくなるので、出し入れしやすい場所にするのがポイントです。きちんと整理することで、出しっ放しになっていた書類などを、子どもに触られて怒ることもなくなりました。
地下1階が夫婦の仕事部屋でリビングが2階にある、3階建てのわが家では、ものの移動のためになんども上がったり下がったりしないように、動線を意識しています。
地下の仕事部屋から持ってきた仕事道具など、どうしてもリビングにものが集まりがちなので、下の階に降りるときには必ず「なにか持っていくものある?」と確認し合うようにしています。
少しの思いやりがあるだけで、部屋にものがあふれず、気持ちのいい自宅環境をキープしてくれます。
地下にある夫婦の仕事部屋
●夫婦でシフト制を採用!子育てと仕事を時間で分担
4歳と1歳のわんぱくな子どもたちがいるわが家。最近は幼稚園も休園になったりと、1日じゅう子どもたちが家にいる日が増えました。そんな日に夫婦ふたりとも仕事があるときは、午前と午後制に分けて子育てと仕事を分担しています。
子育て&仕事を両立する日のスケジュールは、
・7:30 皆で起床
・8:00 朝ごはん
・8:30 家族時間
・9:00 主人の仕事時間(私は子どもの勉強や遊び、昼ごはんづくりを担当)
・13:00 私の仕事時間(主人と子どもたちは外遊び)
・17:00 お風呂とご飯づくり(忙しい時間帯はふたりで協力して乗りきる)
・18:30 夜ご飯
・20:00 寝かしつけ&洗濯(私)、洗い物(主人)
・21:00 仕事部屋でふたり並んで仕事
・0:00 テレビを見たりお酒を飲みながら一緒にリラックスタイム
・1:00 就寝
仕事の内容や状況によってはここまでうまくいかないこともありますが、「午前」「午後」「夜」とシフト制にしたことで効率よく過ごせている気がします。
●仕事場所は臨機応変に変えてみるのも、いい気分転換に
PCがあればどこでも仕事ができるのが在宅勤務のいいところ。同じ場所で仕事をしていると息が詰まることもあるので、子どもがいる時間はリビングで仕事をしたり、子どもが寝静まってからは仕事部屋に行ったり、たまには近所のカフェで仕事をしたりと、仕事場所を変えながらいつでも新鮮な気持ちでいられるように協力し合っています。
●得意なことを中心に、家事をみんなでシェア
仕事も家事もとなると、とても一人では手が回りません。わが家では、苦手な家事を無理にお願いするのではなく、得意なものを中心に家事をシェア。主人が掃除機と食器洗い、私が水回りの掃除と洗濯物とだけざっくり決めていますが、仕事の比重に合わせて分担を変えるようにしています。
家事をシェアをするためには、だれがどの家事をしても分かるように収納することもポイントのひとつ。食器や掃除道具など、定位置をきちんと決めて共有しておくことが大事です。
ひとつの引き出しをあけるだけで、日常で使う食器がすべてが取り出せるように収納
ちなみに、なんでも「やりたい!」と興味津々の4歳になる息子には、ヒヤヒヤしながらも、食器を下げてもらったり、洗濯物を干してもらったりと、積極的に家事のお手伝いをしてもらうようにしています。
少しずつでも、家族みんなが動いてくれると、気持ち的にも体力的にもすごくラクになりました。
●お互いの好きなもので、ひと息つくリラックスタイムを
ふたりとも大のコーヒー好きで、朝1番に私がコーヒーを淹れて1日が始まります。コーヒー1杯でも心が癒され、リラックスできます。バラエティ番組も好きなので、夜に好きな飲み物を飲みながら、ふたりでひと笑いしてから眠ることも日課に。忙しい中でも手を止めて、好きなものを共有するこの時間。ほんの些細なことですが、この時間があることでうまく回っている気もします。
●それでも「ひとり時間」は大切。スケジュールの共有がカギ
結婚する前からひとり時間を大事に思っていた私にとって、ひとり時間は子育てと仕事を楽しめる余裕をつくるのに欠かせないもの。以前は主人が飲み会の予定を入れるたびに、「なんで私ばっかり我慢しないといけないの!」と思っていたときもありましたが、ひとりの時間がほしいと話してみると「言ってくれればいいのに〜」と拍子抜けの回答。なんだ、自分でアピールすればよかったのかと気づいてからは、ヘアサロンや映画、カフェなどのひとり時間も上手に取れるようになりました。
ちなみに、仕事や飲み会、友達との予定、子どもの行事など、お互いの予定はすべてGoogleの予定表で管理しています。
フリーランス夫婦は家にいる時間が長いからこそ、お互いへの思いやりがとても大事。何度も話し合って試行錯誤しながら、やっとうまく回ってきたかなと思う今日この頃です。子どもたちとの時間も、仕事時間も無駄にしないために、仕事道具の収納計画やスケジュール管理、家事のシェアなど家族皆が無理なく快適に過ごせる家のシステムづくりをしてみませんか?
●教えてくれた人
【はなむらあやさん】
整理収納アドバイザー、ライター。夫、息子(4歳)、娘(1歳)の4人暮らし。2019年に夫婦で設計した一戸建てが完成したのを機に、収納アイデアや日々の暮らしをSNSで更新するように。インスタグラム@h_aya_home
では「おしゃれでスッキリした暮らしの始め方」を更新中。