悪性腫瘍と良性腫瘍・・・違いはなんでしょうか?
「胸のしこり」と聞くと、すぐに乳がんを考えてしまいがちですが、中には良性のしこりも何種類かあると言われています。
胸のしこりの良性・悪性の判断基準
■ 良性
しこりで考えられる良性(がんではない)の病気は、乳腺炎・乳腺症・線維腺腫・乳管内乳頭腫などです。
■ 悪性
胸のしこりで考えられる悪性の病気の代表は乳がんです。
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乳がんは乳房の外側上部に最もできやすく、半分がこの位置にできます。
次いで内側上部、乳輪部、外側下部、内側下部の順になります。
腫瘍について「良性」とか「悪性」という言葉はよく聞かれますが、意外と知られていないのが腫瘍の良性と悪性の違いです。
良性腫瘍は、あまり悪い影響をもたらさないというような意味で用いられる用語ですが、決してよい影響をもたらすわけではありません。
良性腫瘍の代表ともいえるのが、「子宮筋腫」です。
また、脂肪腫や線維腫などの皮下腫瘤の多くは良性腫瘍です。
良性腫瘍では切除できるものも多くあり、切除すれば再発する可能性が低くなります。
一方で、悪性腫瘍は「悪性」と名づけられるように、全身に悪影響をもたらす腫瘍です。これが「がん」です。
悪性腫瘍は急ぎ治療を要するもので、早めに発見してすぐに治療を始めなければなりません。
腫瘍は細胞が異常に増えて発生します。しかし、細胞の増え方にも違いがあり、腫瘍が大きくなるスピードは、悪性腫瘍のほうが早いと言われています。
良性腫瘍は、転移することはほとんどありませんが、悪性腫瘍のもっとも大きな問題は、転移する可能性があることです。
全身への影響も注意しなければなりません。
そして、悪性腫瘍は切除しても再発する可能性があることも問題です。
悪性腫瘍は、胃や腸、肝臓、肺、子宮、乳腺をはじめとした器官や皮膚にできます。骨や筋肉に発生したり、神経、生殖細胞などにもできるものもあります。
かつて、がんは不治の病と言われていましたが、現在はがんになっても克服することができるようになってきました。
そのためにも、できるだけ早いうちにがんを発見し、治療を開始することが望ましいとされています。
がんは、初期のうちは自覚症状がほとんどないため、発見が遅れてしまいがちです。ですから、自覚症状がないうちから定期的にがん検診を受け、早期発見・早期治療につなげることが大切です。
[文:銀座血液検査ラボ -ketsuken-]
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