ドルト完封のPSG守備陣が会心の勝利を自画自賛! マルキーニョス「完璧な試合」

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難敵ドルトムント相手に会心の逆転突破を決めたパリ・サンジェルマン(PSG)の選手たちがチームのパフォーマンスを自画自賛した。フランス『レキップ』が試合後コメントを伝えている。

PSGは11日にホームで行われたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の2ndレグを2-0で制し、2戦合計3-2でドルトムントを退け4シーズンぶりの準々決勝進出を果たした。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で異例の無観客開催となった運命の第2戦だったが、スタジアム外に集まった多くのウルトラスの熱狂的な振る舞いに煽られたか、PSGは序盤から攻守に躍動。

28分にセットプレーからFWネイマールに貴重な先制点が生まれると、前半終了間際にはDFフアン・ベルナトが追加点を奪取。後半は猛烈なプレスをかけてくる相手に対して最終ラインを中心にうまくボールを動かして試合をコントロールしつつ、押し込まれた場面では身体を張った対応で失点を凌ぎ、強力な攻撃陣を誇る難敵を完封で抑え込む、完璧な勝利を手にした。

同試合後、負傷のDFチアゴ・シウバに代わってゲームキャプテンを務め、FWアーリング・ハーランドら相手攻撃陣を封殺する役目をこなしたDFマルキーニョスは「完璧だった」と、会心のチームパフォーマンスを自画自賛した。

「完璧な試合だったね。試合前の雰囲気、ピッチ上での適切な態度、試合を通して強さをみせ、適切な時間帯にゴールまで決めることができた。僕たちはこのメンタリティ、価値観を今後も保っていく必要があるね」

「今日の僕たちは逆境に打ち勝つパーソナリティが伴っていた。そして、準々決勝進出を果たし、利益を得ることができたんだ。今後も更なる躍進を見せるために正しい精神、パーソナリティを保っていく必要があるね」

「サポーターの存在? 試合前から彼らの声援を聞いていたよ。正直、前代未聞と言えるね。あんな光景は今まで見たことがなかったよ。現状でフットボールへの価値、情熱だけに焦点を当てることは難しい。だからこそ、僕たちはプレーすることへの愛、情熱を家族やサポーターに捧げるためこの場所にいるんだ」

また、DFトマ・ムニエの出場停止を受け、かつてのライバルチームとの大一番に抜擢されてソリッドなパフォーマンスを見せた元シャルケDFティロ・ケーラーは、マルキーニョス同様にファンからの熱狂的なサポートに感謝を示している。

「僕たちは自分たちのサポーターが特別な存在であると常に言い続けてきた。今日彼らが見せた行動は本当に素晴らしかった。それは僕たちを強くし、精神力とエネルギーを与えてくれたんだ。本当に凄かったよ」

「多くの人たちがこの試合をとても重要なゲームだと言っていたけど、そうは思わなかった。本当に重要だったのは自分たちのグループについてだった。試合後に盛大に祝い合ったけど、これは僕たちにとって終わりではなく始まりなんだ」

さらに、マン・オブ・ザ・マッチを獲得する殊勲の働きを見せたベルナトも、この大一番でサポーターが果たした役割が非常に大きなものだったと語る。

「素晴らしい夜になったね。チームとして良い形で試合に入り、最後も良い形で持ち堪えることができた。残念なことに一般の観客の人たちはスタジアムに入ることができなかったけど、試合後には彼らと喜び合うことができたよ」

「スタジアム到着時の歓迎は僕たちに多くのモチベーションと強さを与えてくれたんだ。だからこそ、この勝利を彼らと共に共有すべきなんだ。サポーターとは特別な絆があり、彼らの存在はこのチームの重要な位置を占めている。彼らは今後も今日のようなをサポートを続けてくれると思うし、彼らと共に更なる高みに到達したいね」