頂点を争うバイエルンとドルトムント photo/Getty Images

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今季の欧州サッカー界は少し特殊だ。優勝争いが例年とは違う盛り上がりを見せているリーグもあれば、逆に毎シーズン熾烈な優勝争いが展開されていたリーグが面白さに欠ける独走状態になっているところもある。

英『90min』は後半戦を楽しむべく「優勝争い盛り上がり度採点」なる特集を組んでおり、欧州主要リーグの優勝争いの盛り上がり度を10点満点で評価している。

例えばリーグ・アンなら10点満点中最低の1点だ。これはパリ・サンジェルマンがリーグを支配しているためで、優勝はパリで決まりと言ってもいいだろう。ハラハラドキドキする優勝争いは実現しそうにない。

今季はプレミアリーグもすでに決着がついたように見える。リヴァプールが独走しており、例年とは違って盛り上がりに欠ける。同メディアの評価も10点満点中2点と低い。まさか一強状態になるとは誰も想像していなかったはずだ。

一方で普段とは違う盛り上がりを見せているのがセリエAとブンデスリーガだ。同メディアはセリエAに今回の特集で2番目に高い8点をつけているが、ラツィオが好調を維持していることが大きい。ユヴェントスとインテルがタイトルを争うとの予想は開幕前からあったが、そこにラツィオが絡んでくるとは予想外だった。

インテルの頑張りも見事で、ユヴェントスの一強状態だったセリエAに変化が起きている。今季は終盤までもつれる展開となるだろう。

そして最高の盛り上がりと評価されたのがブンデスリーガで9.5点。これまではバイエルンが絶対王者だったが、ベテラン選手数名が抜けたこともあって安定感が欠けた。指揮官交代まで起きており、欧州五大リーグの中で最も予想がつかないリーグとなっている。

ドルトムント、ライプツィヒ、さらにボルシアMGにもチャンスがある。9日にはライプツィヒとバイエルンの直接対決が予定されており、ここから頂点を争う戦いは加速していくことだろう。面白い優勝争いが見たいならば、セリエAかブンデスリーガを優先するのがベストか。

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