メドベージェフの両親、ビザ問題でイギリスに入国できず

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ダニール・メドベージェフ(ロシア)は現在、最終戦王者の座を争う「Nitto ATPファイナルズ」に出場中だが、彼の両親はビザの問題でイギリスに入国できなかったと、英Express紙が伝えている。

メドベージェフの最終戦デビューは、両親がイギリス入国を許可されないという大きな打撃を受けた。彼は初戦でステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦し、それまで5戦全勝だった相手にストレートで敗れた。11月13日の日本時間深夜にはラファエル・ナダル(スペイン)との第2戦を控えている。


父のセルゲイは「妻と私はフランスに住んでいるので、“ATP1000 パリ”開催中にパリのビザセンターでイギリスのビザを申請したんです。10月28日の朝、5営業日以内の緊急審査をお願いしたにも関わらず、9営業日が経過しても何の連絡もありません。ロンドン行きの飛行機代も、ロンドンで予約していたホテル代も、ビザ取得のための緊急料金も支払っていたのに。はっきりしたことが何もわからず、精神的、肉体的に苦しんでいます。そしてアスリートである息子は普段のルーティーンどおり準備することができず、いつも私たちが与えているサポートも得られませんでした」と、露スポーツメディアのユーロスポーツ・ロシアに語っている。


今年のメドベージェフは「ウィンブルドン」出場後、6大会連続で決勝に進出するなど素晴らしい戦績を残してきた。現在23歳の彼は、世界ランキング4位まで上昇。来年はさらに上を目指している。


メドベージェフは「僕は常に、すべての試合で勝つことを目標としていると言ってきた。たくさんの試合で連続して勝つことが、1位になる方法だからね。とはいえ実際のところ、僕は来年の北米シーズンぐらいまで、それほど守るべきポイントはないんだ。でも、いつでも素晴らしい結果を残すために最善を尽くすつもりさ」と語っている。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「Nitto ATPファイナルズ」でのメドベージェフ