大雨で冠水した江原道三陟市内の道路=3日、三陟(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国中央災難(災害)安全対策本部は3日、南部地方に上陸した台風18号で死者4人を含む8人が死傷し、2人が行方不明と発表した。

 

 住宅の浸水・損壊により済州島では10世帯30人が被災。慶尚北道・蔚珍と江原道・三陟では1546人が避難した。

 慶尚北道・奉化ではコレール(韓国鉄道公社)嶺東線の観光列車が土砂崩れにより脱線する事故が発生した。乗客は全員避難し、コレールが復旧作業を行っている。

 済州島では城山邑、旧左邑一帯の1056世帯が一時停電した。

 航空便の運航は3日午前6時までに全面再開したが、旅客船は欠航が続いている。

 

 2日午後9時40分に韓国南西部の全羅南道海南郡に上陸した台風18号は、南部地方を横断して3日午前6時ごろ東の海上に抜けた。だが、気象庁は江原道東部と慶尚北道の東海岸を中心に大雨や強風が続くと予想している。