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腹持ちの良いおにぎりがいつも身近にあれば、忙しいときでも手軽に食事ができてお腹を満たしてくれます。常備するなら、常温や冷蔵保存より日持ちする冷凍保存を上手に活用しましょう!

■おにぎりを冷凍保存するメリットってどんなこと?



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おにぎりを冷凍保存するメリットはズバリ、冷蔵保存より良い状態で保存できるということ。でも、なぜ冷蔵より冷凍保存が良いのでしょうか?それは、お米が劣化する温度に関係しています。冷蔵庫の温度(2〜4℃)は、ご飯のデンプンが劣化しやすい温度と言われており、この温度で保存することでどんどんデンプンが劣化してしまうのです。そうするとお米がパサパサになり、おにぎりの魅力“ふっくら感”が半減してしまいます。その点、冷凍保存では劣化しやすい温度を一気に通り過ぎるため、お米の劣化を少なくできるんです!おにぎりを保存するなら、冷蔵より冷凍!と覚えておきましょう。

■おにぎりを冷凍した場合の保存期間はどのくらい?



おにぎりの保存期間は、中に詰めた具材にもよりますが、およそ1カ月程度と言われています。それ以上長く保存してしまうと、冷凍庫特有のニオイがついてしまったり、風味が損なわれたりするので、おいしく食べるために期間はきちんと守りましょう。冷凍保存した日にちを忘れないよう、保存袋などに明記しておくと良いですね♡

■おにぎりの冷凍保存するときのポイント



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おにぎりを冷凍するときのポイントは、ご飯が熱々のうちに蒸気をいっしょに閉じ込めるイメージでラップに包むこと。こうすることで、電子レンジで温めたときに炊き立てのようなふっくらさが蘇ります。専用容器で保存するときも同じで、熱々のご飯を詰めて保存しましょう。その後、すぐ冷凍庫に入れたいところですが、これはNG。熱々のおにぎりを冷凍庫に入れると、霜の原因になったり他の食材が傷んだり、最悪冷凍庫の故障に繋がるため避けたほうが良いでしょう。ラップと専用容器、どちらの場合も、粗熱をとってから冷凍庫に入れてくださいね。

■冷凍おにぎりをお弁当に!自然解凍してもOK?



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おにぎりをお弁当に持って行く人もいますよね。冷凍おにぎりを保存しておけば、朝そのまま持って行けばいいからとってもラクチン!と思っている人、それはNGです!自然解凍したおにぎりは、パサパサした食感やべちゃべちゃした食感になってしまい、せっかくのおいしいおにぎりが台無しに…。お弁当に詰めたり、そのまま持って行きたいときは、電子レンジで1〜2分間あたためて解凍してからにしましょう。特に夏場は、保冷剤代わりにお弁当にそのまま冷凍おにぎりを詰めて持っていきたくなりますが、おすすめできません。コンビニなど、市販のおにぎりを冷凍保存した場合も、電子レンジで同様の時間様子をみながら解凍しましょう☆

■おにぎりを冷凍するときに守りたい4つの注意点



簡単に保存できるおにぎりですが、おいしく食べるために4つの注意点を覚えておきましょう。



・冷凍するならのりを巻いてはいけない



のりで巻いたおにぎりっておいしいですよね♡だけど実はこののり、意外にも傷みやすいんです。のりを巻いた部分から傷んでいくので、解凍後に巻いて食べるようにしましょう。

・ふりかけものりが入っていないものを選ぶ



ふりかけを使い混ぜご飯にしておにぎりを作る場合も、先ほどと同様、傷みやすいという理由から、のりが入っているふりかけはおすすめできません。おにぎりを冷凍するときは、のりが入っていないふりかけを選ぶようにしましょう。

・ラップで包んでにぎることで雑菌の繁殖を予防



冷凍保存用に作るおにぎりは、手についている雑菌が繁殖しないよう素手でにぎらず、ラップに包んでからにぎるようにしましょう。手をキレイに洗ったつもりでも手のひらには雑菌が残っているため、傷みの原因にも。100均で手に入るおにぎり専用の容器もおすすめですよ。

・裏ワザ!お酢を少しだけ入れる



お酢には殺菌効果があり保存食にも向いています。ご飯3合に対して大さじ1〜2杯程度を目安に、お好みのぶんだけお酢を入れましょう。これだけでおにぎりが傷みにくくなるので、ぜひ試してみてください☆コンビニのおにぎりを冷凍したい場合も、上記の注意点を守れば冷凍保存可です。傷みにくい具材のおにぎりを選んで、のりがない部分を試してみてくださいね。

■冷凍おにぎりに避けた方がいい具ってあるの?



おにぎりの楽しみといえばたくさんの種類がある具ですが、冷凍するのに適していない具があります。それは、油分や水分が多い具や、さまざまな具材が入った炊き込みご飯など。例えば、ツナマヨや明太子などは、油分や水分が多いため傷みやすく、解凍した際もおいしい状態にするのが難しい食材です。また、炊き込みご飯は水分量や油分量の違う食材が混ざっていて、こちらもおいしい状態に解凍するのが難しいため、冷凍おにぎりにするにはあまりおすすめできません。

では、どのような具材が冷凍おにぎりにしてもおいしく食べられるのでしょうか?

■おいしさそのまま!冷凍おにぎりに人気の具材はコレ



ここでは、冷凍してもおいしく食べられるおすすめのおにぎり具材を紹介します。

・手軽で簡単!塩おにぎり



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防腐作用のある塩は、細菌の増殖をおさえる大事な役目を果たしてくれるんです!そのため手軽で簡単に作れる塩おにぎりは、冷凍保存にもおすすめ。硬くにぎらず、優しくにぎってしっかり密閉して保存してくださいね。



・みんな大好き!梅おにぎり



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防腐作用のある梅干しは、おにぎりと相性抜群!大葉やゴマを混ぜた混ぜご飯のおにぎりに入れると、風味もいっしょに楽しめてとってもおいしいですよ♡大葉には殺菌効果があるので、梅干しと合わせることでさらに傷みにくくなるというメリットも。



・ヘルシーで栄養満点!焼鮭おにぎり



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タンパク質やビタミンが豊富でヘルシーな焼鮭は、ダイエット中の方からもとっても人気の食材。また、塩分の多い塩鮭は腐りにくいため冷凍するのにも向いています。冷凍おにぎりにするなら塩鮭を入れたり、ご飯と混ぜるのがおすすめです。



・食べるとやみつきに!悪魔のおにぎり



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青のり・天かす・めんつゆ、3つの材料をおにぎりに混ぜてにぎるだけで簡単にできてしまう「悪魔のおにぎり」。“食べたら最後…”といわれるほどのやみつき感でコンビニでも人気商品ですよね。この悪魔のおにぎりも冷凍可能。賞味期限の早い天かすですが、冷凍保存することで長く保存できるのは覚えておいて損なしの冷凍技です。

■解凍おにぎりのアレンジレシピが知りたい♡



最後は、冷凍おにぎりをそのまま食べるのに飽きたときにおすすめの簡単アレンジレシピを紹介します。

・冷凍おにぎりでちょっと小腹にぴったりなお茶漬け



出典:photoAC ※写真はイメージです

ちょっと小腹が減ったときにすぐ食べたい!というときや、汁もので温まりたい…そんなときにおすすめの冷凍おにぎりアレンジレシピが、お茶漬けです。おにぎりをレンジでチンして解凍。お茶漬けの素をかけてお湯を注げばできあがりという簡単即席レシピです。お茶漬けの素がない場合は、めんつゆや白だしなどで作った出汁をかけたり、かつお節とのりをのせてお湯を注ぐなどでもOK!寒い朝の朝食にもおすすめですよ♡



・冷凍おにぎり&ホワイトソースで簡単ドリア♡



出典:photoAC ※写真はイメージです

冷凍おにぎりをちょっと豪華に変身させるなら、ホワイトソースを使った簡単ドリアはいかが?焼鮭おにぎりや味つきのおにぎりなどを使うと、味に深みがでるのでおすすめです。作り方は、レンチンで解凍したおにぎりを少しほぐして耐熱容器に入れ、ホワイトソースとチーズをかけてトースターやオーブンで焦げ目をつけたら完成!あっという間の簡単レシピです。子どもが喜びそうな簡単アレンジ、ぜひお試しください!

■冷凍おにぎりは正しく保存しておいしく食べよう!



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残ったお米を冷凍保存することはあっても、おにぎりを冷凍保存することはなかったのではないでしょうか?冷凍してもおいしく食べられるのであれば、お弁当作りや小腹が空いたときに大活躍しそうですよね。冷凍保存していたおにぎりは、ほど良く水分が飛ぶのでとてもおいしく、またアレンジレシピの材料としても大活躍します。さっそく試してみてくださいね。