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そこで、今回はそんなガレージの作り方をご紹介したいと思います。

■ガレージをDIYする魅力は何?



出典:photoAC

ガレージとは車庫のこと。一般的な車庫は規格サイズのスチール製の箱にシャッターがついたものが多いのですが、無機質で遊び心をプラスするのはちょっと難しいのが難点。その点、ガレージを自分で作れば、好みの雰囲気に仕上げることが可能です。欲しいインテリアや機能をつければ、自分の趣味を思う存分楽しめます。また仲間を呼ぶのにもうってつけですね。

■ガレージのDIYにはリメイクとすべて作るという2タイプ



出典:photoAC

ガレージを手作りする場合についてチェックしてみましょう。主な方法はふたつあります。



・既存の車庫や物置をリメイクする



ひとつは既存の車庫や物置をリメイクする方法。木材やカラーボックスなどを持ち込んでインテリアを作成すれば、自分好みのガレージにカスタマイズ可能。建築の知識・スキルがなくても気軽にチャレンジできる方法です。

出典:@ sakihi121226さん

@sakihi121226さんの弟さんは購入した家の倉庫をガレージとしてDIY。上の写真はガレージをDIYする前の様子です。



出典:@ sakihi121226さん

ガレージDIY完成後の写真です。アメリカのガレージのような雰囲気の空間を作り上げました。



・ガレージを1から作る



出典:@ emika_maidoさん

きちんと製図を引き図面通りにコンクリート打ちや木材の切り出し・組み立てなどができるのなら、1から作ることも夢ではありません。材料そのものはホームセンターで手に入るので、業者に発注するよりも安く作ることができます。@emika_maidoさんのお友だちのガレージは、すでにコンクリートが打ってあるため基礎は省き、上の部分だけを作った例です。縦格子が和の雰囲気を醸し出しており、趣があります。

■ガレージDIYに使う材料の種類



出典:photoAC

続いて、ガレージDIYに使う材料についてチェックしてみましょう。材料は大きめのホームセンターにありますが、ない場合は「Amazon(アマゾン)」「楽天市場」などのネット通販で入手可能です。



・【木材】木造ガレージ用



出典:ぱくたそ ※写真はイメージです

木材はホームセンターでも手に入りやすい材料。自分でサイズの調整が可能なので柔軟な設計ができること、規格サイズのものを使って作成すれば材料費を抑えることができるのが魅力。



・【単管パイプ】丈夫なガレージに◎



出典:photoAC ※写真はイメージです

単管パイプとは、建築現場の足場に使われるジョイントタイプの金属性パイプのこと。サイズが固定されているので、木造ほど自由なサイズ設定をすることはできません。しかし、パイプをつなげるだけなので、大工仕事に慣れていない人でも頑丈なガレージを作れます。



・【鉄骨】大型のガレージが作れる!



出典:photoAC ※写真はイメージです

橋やビルなど、大きな建築物にも使われる材料です。溶接が必要になりますが、頑丈なガレージを作ることができます。本格的なベースとして活用可能な、大型ガレージを作りたい人にぴったり。

■ガレージDIYにかかる費用は?



ガレージのDIYに挑戦してみたいけど、費用がどの位必要なのかも気になるところですよね。ここでは、ガレージのDIYに必要な費用についてリメイクした場合とすべて作った場合の費用の違いを紹介します!

出典:ガレージをおしゃれにするには?ガレージの基本とインテリア実例も紹介@ orange.fordさん

・リメイクした場合のガレージDIYの費用



既存の車庫・小屋・物置などをリメイクしてガレージDIYをする場合は、比較的少ない材料で簡単にオリジナルガレージにすることができます。1.お手頃価格の“すのこ”を使うすのこを使用したDIYはトレンドですが、「お手頃な価格で手に入る」というのも人気の理由。すのこの場合は、80×60cm位のサイズであれば2,000円から3,000円程度で購入可能です。すのこは、壁・床・屋根・扉などに取りつけて、入手が簡単で加工しやすい安価なツーバイ材で隙間を埋めるのもおすすめ。ツーバイ材も、安いものなら1,000円程度で購入できます。2.ガレージ用のテントを設置するのもアリ◎ガレージ用のテントを購入して、既存の車庫や小屋に設置するだけでも立派なリメイクになります。テントを設置する場合は、湿気対策として地面はウッドデッキなどで加工しておくといいでしょう。ガレージ用のテントは小さいものなら10,000円程度から、大きなものでも50,000円程度で購入可能です。ウッドデッキ用の人工木材は、2mサイズで1本が2,500円程度から販売されています。

・すべて作った場合のガレージDIYの費用



先ほども紹介したように、すべて作ってガレージDIYをする場合は、木材・単管パイプ・鉄骨などがメインの材料になります。その他にも、組み立て式のガレージにも使用されるガルバリウム鋼板を使用すれば、耐久性&強度も抜群。柱には、軽量鉄骨や角パイプを使用する人もいるようです。使用する材料や広さで費用は異なりますが、単管パイプは2mで1本1,000円程度から購入できます。手軽に作れる既製品のキットパイプ車庫なら、40,000円程度。まずは、予算を決めてからガレージの広さを考えてみてもいいかもしれませんね。

■ガレージをDIYで作り上げる方法



出典:photoAC

続いてガレージの作り方をチェックしましょう。既存の車庫をリメイクするのではなく、1から作る場合の大まかな手順になります。1.ガレージを建てる場所・ガレージサイズを決定します。2.コンクリートを流し込んで基礎を作ります。3.ガレージを組み立てます。4.屋根を載せます。5.内装を整えたら完成です。

■ガレージをDIYするキットもある



出典:photoAC ※写真はイメージです

すべてを自作すると大変ですが、ガレージにはDIY用キットもあります。



・クギ・金物もそろっているビックボックスのガレージキット



ログハウスの販売を行っている『BIGBOX(ビックボックス)』のガレージキットです。洗練されたデザインが特徴で、材料は北欧パインを使用。屋根材や建築に必要なクギ・金物もそろっているため、わざわざ材料やクギを別に購入する必要がありません。木材には番号が振ってあるので、本格的なDIY経験がない人でもマニュアルを見ながらの組み立てが可能になっています。10畳の1台用は1,078,000円(税抜)、20.5畳の2台用は1,658,000円(税抜)です。

・北ヨーロッパ直輸入のログハウスエーグルガレージキット



輸入ログハウス販売を行っている『Log House EGLE(ログハウスエーグル)』のガレージキットです。Tガレージ45は、提携している北ヨーロッパの工場から直輸入しているログハウスガレージ。Tガレージ45の広さは5.5畳、高さは2,300mmあるのでワンボックスカーも収納可能です。価格は548,000円(税込)。

・DVDマニュアルつきパネルハウスのガレージキット



本格的な木製小屋・ガレージキットを作っている『PANEL HOUSE(パネルハウス)』のガレージキットは種類が豊富。クギや屋根材も入っており、パネルは半完成状態なので組み立てるだけのキット。フルカラーのマニュアルだけでなくDVDもついてくるので、DIY経験がなくても安心です。このガレージ3654の広さは約6畳、シャッター施工料込みで988,200円(税込)。シャッターは本体完成後に連絡することで、専門員が取りつけるために訪問します。

出典:@ aizomeunitさん

@aizomeunitさんが組み立てているのがパネルハウスのキット。藍染小屋をセルフビルド中です。こちらは入り口がドアのタイプですが、シャッタータイプを選べばガレージとして使用ができます。

■参考にしたい!ガレージをDIYした実例



では、実際にガレージをDIYした実例を見てみましょう。

・カラフルでポップなガレージ



@chums_1023さんのガレージは、主にキャンプ用品のために使われています。

出典:@ chums_1023さん

アウトドア用品メーカーである『CHUMS(チャムス)』のカラフルなアイテムがとてもきれいにディスプレイされていて、まるでショップのよう。



出典:@ chums_1023さん

こちらは、キャンプで使うテーブルセットを試しにセッティングした様子。楽しげな様子が伝わるガレージです。



・クールなバイクガレージ



出典:@ kazmoshpitさん

@kazmoshpitさんのガレージは、アメリカンダイナーを彷彿とさせるバーカウンターつきのバイクガレージ。写真には写っていませんが、床もモノトーンのタイルを使用。全体的に彩度を押さえているため、とってもクールな雰囲気のガレージになっています。柱からつるされたグリーンポットも素敵ですね。



・アメカジテイストのガレージ



倉庫をDIYして作り上げた@sakihi121226さんの弟さんのガレージ。

出典:@ sakihi121226さん

アメカジテイストでまとめられており、明るくポップな雰囲気に仕上がっています。



出典:@ sakihi121226さん

階段を使ったディスプレイの仕方にセンスを感じる、素敵な空間です。

■ガレージの収納棚のDIYアイデア



便利なガレージの収納棚のDIYにも注目!ここからは、おすすめのアイデアを紹介します。

・収納したいアイテムに合わせて棚をDIYすればスッキリ&便利◎



出典:@ chums_1023さん

カラフルでポップなガレージDIY実例でも紹介した@chums_1023さんは、棚もお手製!ガレージに散らかってしまっていたというキャンプ道具を収納するために、棚を作ったそうですよ。収納ボックスなども絶妙に収まっていて見事ですね。収納したいものが決まっている場合には、サイズ感を合わせて制作できるというのもDIYの魅力です。



・見せる収納棚としても使えるバーカウンターならおしゃれ☆



出典:ガレージをおしゃれにするには?ガレージの基本とインテリア実例も紹介@ orange.fordさん

@orange.fordさんの広々とした独立オリジナルガレージは、おしゃれなバーカウンターも設置されています。まさに、大人の秘密基地という感じですよね。バーカウンターには、アメリカンなガレージの雰囲気にマッチする小物なども飾られていて見せる収納としての機能も◎

■DIYでガレージをもっと楽しもう



ガレージをDIYした例についてご紹介しました。ガレージは屋内よりも大胆にDIYが行えるスペースです。趣味に使える空間がほしい、ガレージをもっと活用したい、という場合はぜひ参考にしてみてください。