コストコで販売されている『チルドラム 肩ブロック 真空パック』はご存知でしょうか。

オーストラリア産のラム肉を真空パックにしたもので、その重量は2kgにもなります。これをカットして、スパイシーなクミン羊肉串を作ると、非常においしいですよ〜。下ごしらえをしてバーベキューに持ち込めば、大人気の一品となるはず。というわけで今回は、このかたまり肉を上手に切り分けて調理する方法を紹介しましょう。

コストコ チルドラム肩ブロック 真空パック|138円/100g

おすすめ度 ★★★★☆

こちらがコストコの精肉コーナーで販売されている『チルドラム 肩ブロック 真空パック』。オーストラリア産のラム肉で、お値段は100gあたり138円(税込)。購入したものは1.93kgで、2,663円(税込)でした。

真空パックのラム肉としては『チルドラム フレンチラック』(368円/100g)などもありますが、そちらに比べると本品は非常にお安いですね〜。

かたまり肉ではありますが、組織が何層も重なっており、間にスジや脂身なども入っています。まるごとローストしたり、厚めにカットしてステーキにすることも可能ですが、今回は中国料理の「羊肉串」を作ります。クミンと唐辛子を振りかけたスパイシーな串焼きです。

『チルドラム 肩ブロック』を羊肉串にするための切り分け方

かたまり肉を、処理しやすいサイズにカットしていきます。まずは大まかに切り分けてしまってOKです。脂身はトリミングしすぎないように。羊肉串では脂身もおいしくいただけますよ。

10cmサイズくらいに切り出したら、観音開きにして、厚さを均します。

1.5cm程度の幅でカットし、細長い形にしていきましょう。

カットしたラム肉の山。これで、全体の半分くらいを使いました。ご覧のように、脂身もけっこう残しています。

カットした肉を、串(バーベキュー用の長めのもの)に刺していきます。ただまっすぐ刺すのではなく、蛇腹状にしたり、巻きつけたりしておくと、焼くときに肉がくるくる回ったり外れたりせず、安定感が出ますよ。また、赤身と脂身を交互にしておくと、食べるときにメリハリを楽しめます。

1kgほどのラム肉で15本の串になりました。軽く塩を振って、下ごしらえは完了です。

羊肉串の味わいを決定づけるのがクミン塩です。といっても作り方は簡単。クミンパウダーと粗挽き唐辛子と塩を、1:1:2の割合で混ぜ合わせるだけ。そこにクミンホールをちょっと加えてあげると、より雰囲気が出ます。

ラムの風味とクミンのさわやかさが相まって極上のおいしさ

熱したグリルパンに串を並べたら、クミン塩をパラパラとふりかけて焼いていきます。肉の接地面が少なく、けっこう時間がかかってしまいますので、フタをして火を通していきましょう。

全体に火が通ったら、フタを取って水分を飛ばし、焼き目をつけてできあがり。

串を手に持って、豪快にかじりつくのがおいしい食べ方です。スパイシーさが物足りないなら、クミン塩を追加で振りかけて調整しましょう。

わりと薄めに整えたラム肉は、歯ごたえがありつつも、硬すぎることのない適度な食感です。スジなども、まったく気になりません。いっぽう、脂身はクニャッとした歯ごたえ。ほんのりと甘みも感じられ、適度に油がおちているのでしつこさがなく、食べやすいですよ。ラムの軽くクセのある風味と、クミンのさわやかな香りとの相性がとにかく抜群! 牛や豚では味わえない、羊ならではのおいしさがありますね〜。唐辛子のピリ辛も加わり、飽きさせません。

『チルドラム肩ブロック 真空パック』は、大きなかたまり肉ですが、コスパは良好。細かく切り分けて羊肉串にすれば、とてもおいしくいただけます。2kgのラム肉で30本くらいの串が作れますよ。家で下ごしらえをしておいて、バーベキューに持ち込めば、大人気間違いなし! その際は、クミン塩も必ず作って持っていきましょう。