SSK、「WBSCプレミア12」の大会公式球・審判ウェアを発表
野球用品メーカーの「SSK(エスエスケイ)」は7月22日、「WBSCプレミア12」で使用する大会公式球と審判ウェアを発表。同日、WBSC(世界野球ソフトボール連盟)と共同で会見を行った。

SSKは、2015年にWBSCとグローバルパートナーシップ契約を締結している。今回の会見では、公式球は2020年まで、審判ウェアは2021年まで独占で使用する契約を結んだこともそれぞれ発表された。

お披露目された大会公式球は、原皮に日本産の牛革を使用している。「独特のぬめり感やタッチ感のあるボールに仕上がり、その風合いが選手の手になじむ」という理由から、日本のタンナーで鞣(なめ)しを行うという。

また、審判ウェアは、NPB審判員も着用するモデルをベースに、プロテクターを着用しても動きやすく快適な着心地を実現。衿のスカイブルーのパイピングや、両脇のデザインの切り替えなど、見た目にもこだわったそうだ。



今回の発表について、SSKの佐々木恭一氏代表取締役社長は、

「野球の試合は選手・監督・スタッフと共に、審判員のジャッジと協力があって進行し成立するゲームであり、高品質なボールが、選手の力と野球の魅力を引き出すことになると思います。公式試合球とともに審判員のオフィシャルスポンサーとして、プレミア12の大会成功と野球の発展に貢献できればと考えています」

とコメント。

また、WBSCのリカルド・フラッカーリ会長は、昨年よりWBSCの大会で使用されているSSK製のボールについて、「品質の高さには私たちWBSCだけでなく、出場国や選手も非常に満足をしています」と、そのクオリティを評価していた。

「2020年東京オリンピックでも同球を使用するのか」という記者の質問に対しては、「高品質のSSKボールが2020年の使用球となることに、驚く要素は何ひとつありません」と、今大会と同球を使用することも示唆している。

WBSCプレミア12は、WBSC世界ランキング上位12カ国が出場し、2019年11月に開幕。メキシコ、台湾、韓国でオープニングラウンドがスタートし、各グループ上位2チームが日本で行われるスーパーラウンドに進出する。