CBS MarketWatchによると、13日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、米国標準油種であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の2月物は、14日からの3連休を控えて利益確定の売りが優勢となる一方、イランの核開発問題をめぐり、同国と欧米諸国との間で緊張が高まっていることから、将来における需給逼迫（ひっぱく）懸念が高まって相場は下げ渋り、結局前日比2セント安の1バレル＝63.92ドルで引けた。週間では0.5％安だった。同日は16日のキング牧師誕生日の祝日を控え、午後1時までの短縮取引だった。

　　ガソリン先物は、前日比1.26セント高の1ガロン＝1.7311ドルと反発、暖房油も同0.37セント高の1ガロン＝1.715ドルと反発した。週間ではガソリンは4.7％安、暖房油は4.8％安だった。また、天然ガスは、米エネルギー省が同日発表した6日の週までの天然ガス在庫が、前週比200億立方フィートの減少となり、市場予想を下回る減少となったことから、需給逼迫（ひっぱく）懸念が後退して売られ、6月30日以来の安値となる前日比15.2セント安の100万Btu＝8.791ドルで引けた。【了】