おいしい「昆虫」をいただきます!昆虫女子と虫を味わってみた
今回実施されたイベントは……「信州伊那谷の昆虫食」。いろいろなトークショーに加え、長野県南部の伊那谷の貴重な昆虫料理を食べることもできるそう!
テレビで昆虫を食べるシーンを見るたびに「どんな味なのかな?」と気になっていた筆者。早速お邪魔しました。
この日のイベントは二本立て。昆虫食の実食の前に「昆虫女子会」が行われました。昆虫食を愛する2人の女性によるトークショーとのこと。
……あまりに昆虫だらけの世界に圧倒されそうでしたが、大丈夫なのでしょうか?
結論から言うと全く心配なし! しかも、昆虫女子のトークはとても具体的でわかりやすく、聞き終わる頃には実際に昆虫を食べてみたい気持ちが高まってきました。
登壇者は、食虫植物研究家の木谷美咲さんと、虫食いライターのムシモアゼルギリコさん。これまで数多くの昆虫を食べてきただけでなく、自ら調理もされているまさに昆虫食のプロフェッショナル!
会場は満員。約50人の昆虫男子&女子に囲まれつつ、昆虫食トークが進んでいきました。
昆虫食への誤解その1:毎日食べている……わけではない
昆虫を食べているというと、毎日昆虫だけしか食べていないと思われがちだが、実際はタンパク質の量などを考えるに、主食よりもおかず的。調理にあたっても鮮度が大事で、保存は肉や魚と同様にパック詰めして冷凍保存するのがよいそうです。
木谷さんからは、カマキリの赤ちゃん(ちりめんじゃこみたいに美味とのこと)を食べようとカマキリの卵をうっかり部屋に置いたまま出張に行き、1週間後戻ったら部屋一面がカマキリだらけになったという失敗談が語られました。
昆虫食への誤解その2:貧乏だから虫を食べている……のではない
セミなど野生で手に入りやすい昆虫もいますが、市販品となるとむしろ高価な昆虫が多いです。例えば、今回食事会で出てくるハチノコは100gで約1500円(!!)。さらに海外では、昆虫は肉よりも数倍高い高級食材として重宝されることもあるんだそう。
昆虫食への誤解その3:食べてお腹を壊した……ことはない
おふたりとも、昆虫を食べて体を壊したことは、これまでに一度もなかったそうです。ただし、食べ方にはルールがあるとのこと。初めて昆虫を食べる人に向けての注意事項を教えて頂きました。
・甲殻類アレルギーがあったらNG。
・一度にたくさん食べず、少しずつ食べる。
・生食いは厳禁。茹でたり揚げたり加熱調理のものがよい。
・そして、もちろん毒には注意
たとえばハチの毒は加熱で処理できるので、調理すれば安全に食べられるとのこと。ただし昆虫の中には、ツチハンミョウ科のように神経性の毒を持っているものや、キョウチクトウスズメのように虫自体に毒が無くても主食が毒草のため、腸内に毒が残っている恐れがあるものも。食べ方や種類によっては危険なのです。
いろいろと注意点はありますが、何より昆虫は美味しいのでやめられない、とのこと。
ギリコさんからは、これまで食べた中で特に美味しかった昆虫として「サクラケムシ」の名が挙がりました。桜の葉を主食とする毛虫なので、桜の香りが漂います。また茹でると毛もしんなりするため、調味料がからみやすく、軽く砂糖を和えるだけでまるで和菓子みたいなんだとか!
さらにスズメガ、カミキリムシなどの名前、また「タランチュラはカニミソの味がする」など気になって仕方ないフレーズも飛び交う中、ザザムシの話題に。
