コンテ氏、違約金巡ってチェルシーと法廷で全面戦争へ…30億円要求か

写真拡大

今夏にチェルシーを解任されたアントニオ・コンテ氏は、違約金を巡ってチェルシーと裁判所で争う構えのようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。

チェルシーとコンテ氏は違約金を巡ってにらみ合いが続いている。2016年夏にチェルシーの監督に就任したコンテ氏は、就任1年目にプレミアリーグを制覇したものの、2年目の昨季は選手やクラブ上層部との確執も伝えられる中で、リーグ戦は5位に終わり、シーズン後に解任されていた。

元々、2016年の就任の際に3年契約を結んでいたコンテ氏は、残り1年分の給料1130万ポンド(約16億8000万円)に加え、損害賠償金870万ポンド(約13億円)、合計2000万ポンド(約29億8000万円)をチェルシー側に要求していると伝えられている。

これに対しチェルシーは、同氏のクラブでの振る舞いに問題があったとして、支払いを拒否している模様。『スカイ・スポーツ』によれば、コンテ氏がスペイン代表FWジエゴ・コスタ(現アトレティコ・マドリー)と軋轢があったことや、スポンサーイベントを度々欠席したこと、プレスカンファレンスに何度も遅刻していたこと、駐車禁止のスペースに車を停めていたことなどが挙げられている。

チェルシー側は示談で済ませたい考えのようだが、コンテ氏は裁判所で真っ向から争う姿勢を示しているという。