提供:週刊実話

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 世界最古の制服は、英エドワード6世が1552年に創設した「クライスト・ホスピタル」までさかのぼる。そのイギリスで、学校の制服を着た女子の3人に1人が「性的嫌がらせを受けたことがある」と、民間団体の調査に回答。世界的な話題となっている。

 14歳から21歳の女性1000人を対象にしたアンケートで、学校の制服を着ている時に体を触られたり、ジロジロ見られたり、冷やかされたり、口笛を吹かれたりしたと回答。約25%の女子は、他人に無断で動画や写真を撮られたと答えた。

 現地の金融マンが言う。
「親の意識改革も必要だと思いますよ。僕の同僚は、18歳の娘に、『英国は紳士も多いが、“野郎文化”というものがあり、男とはそういうものだと知っておかなければならない』と口酸っぱく注意していると話していました」

 実は、学生の制服は英国や日本だけのものではない。

 モンゴルでは、今なお旧ソ連(ロシアになってから廃止)で採用されていたメイド服を制服としている。

 ネパールは、チベット仏教の五色の旗「タルチョ」のうちの一色である黄色を採用し、目にも鮮やかな黄色のジャンパースカート姿の女子高生が闊歩している。

 インドネシアでは小学生は赤、中学生は紺、高校生はグレーと制服の色が決められているという。

 今回の調査で、女子学生の制服フェチが日本特有の性癖ではないことが証明されたが、彼女たちを性的な被害から守る決定的な対策は、世界中どの国にもない。
「海外では、“制服を着た女子学生”が、性的な興味の対象であることがほとんどです。日本は、盗みを繰り返して人生を棒に振った某お笑い芸人のような“制服そのもの”に興奮する変態もいる。対策も、他国より難しいかもしれませんね」(風俗ライター)

 性的な趣味が世界で最も細分化された我が国では、いかなる対策も無意味に思えてくる