乗り物好きの人にとってはバイクのイメージがあり、楽器をたしなむ人にとって楽器のイメージが強い。人によって異なるイメージを抱かせるブランドが日本にはある。それは「ヤマハ」だ。中国メディア・今日頭条は7月31日「ヤマハは史上最もクレイジーな会社だ」とする記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)blackosaka/123RF)

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 乗り物好きの人にとってはバイクのイメージがあり、楽器をたしなむ人にとって楽器のイメージが強い。人によって異なるイメージを抱かせるブランドが日本にはある。それは「ヤマハ」だ。中国メディア・今日頭条は7月31日「ヤマハは史上最もクレイジーな会社だ」とする記事を掲載した。
 
 記事はヤマハの歴史が1887年に、壊れたオルガンを修理したところから始まると紹介。楽器を修理するより作った方が儲かると考えてピアノの製造を始め、やがてギターや管楽器、ドラム、イヤホンといった様々なジャンルの楽器を作るようになったとした。
 
 また、電子音楽ブームが訪れると電子楽器の生産にも乗り出し、そこからデジタル信号処理の技術を獲得したと説明。ピアノづくりに必要な木材加工技術から家具製造にもチャレンジし、さらにはプールや浴槽まで作るようになったと伝えている。さらに、エンジンを開発してバイクや船舶までも作り出したとして、現在のヤマハブランドは楽器、電子設備、インターネット設備、家具、住宅建設、エンジン、バイク、造船、プール、浴槽と多種多様な製品に及んでいることを紹介。この先、さらにどんな新技術をゲットするか分からないと評している。
 
 記事は「ヤマハを運転し、ヤマハを弾き、ヤマハに乗り、ヤマハでプレイし、ヤマハで聴き、ヤマハに住む。最も敬服すべき点は、作ろうと思ったら、なんでも極致までやりきることだ」とした。
 
 楽器などを製造するヤマハと、バイクなどを製造するヤマハ発動機は今では別の会社になっており、使われている音叉を並べたロゴも微妙に違っている。しかし、元は同じ「日本楽器製造」に源を発する「ヤマハ」ブランドであることは間違いない。
 
 記事を読んだ中国のネットユーザーは「ヤマハはバイクだけ売ってると思っていた」、「ある日、友だちの家に行ったらヤマハと書かれたピアノがあるのを見て驚いた」、「ヤマハのピアノこそ有名だろう。20年前から知ってた」、「ヤマハのギターはいいぞ」など、さまざまな感想が寄せられた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)blackosaka/123RF)