マッチング率80%超え!? イマドキ婚活「マスクdeお見合い」が話題
お互いにマスクを着用することで、外見ではなく内面で判断する。そんな一風変わった婚活イベント『マスクdeお見合い』がいま話題沸騰中! 顔半分が隠れているため、「いつもより勇気をもって人前で話せる」「容姿にとらわれず異性と出会える」と大好評。イマドキの婚活イベントに潜入レポート!
◇ ◇ ◇
銀座の一角にあるおしゃれなレストランに、続々と集まるマスク姿の男女約20名。一体、何が始まるのかと思いきや、実はこれ『マスクdeお見合い』という婚活イベント。参加者はマスク着用のうえ、受け付けをすませ、お見合い用のプロフィールシートにニックネームや趣味、生活リズムなどを記入していく。
イベントは、ブライダル事業を企画する株式会社DEF ANNIVERSARYが運営する。『マスクdeお見合い』運営局の責任者・村松文也さんは、「弊社は結婚式をプロデュースするだけでなく、そのきっかけとなる、“出会い”もプロデュースしたいと考えています」と語る。
首都圏だけでなく、地方を含め月に4〜6回のペースで開催されている『マスクdeお見合い』。内容も、お酒が好きな人を集めた“くくり系”もあれば、バツイチのみを対象とする踏み込んだものまでラインナップはさまざま。
取材したときは、銀座エリアでの開催ということもあり、おしゃれな女性が多いものの、エリアによっては、カラーがまったく違うというから奥が深い。
参加した20代女性に話を伺ったところ、「これまで“街コン”を含め、婚活イベントなどには行ったことがなかったのですが、マスクをつけることで恥ずかしさをあまり感じないだろうと思って参加しました。それにこういうイベントに参加する人ってアンテナが高そうというか、面白い人に出会えそうじゃないですか」と、マスク効果やほかのイベントとの違いに声を弾ませていた。
スマホアプリを活用“きになる”ボタン
『マスクdeお見合い』の面白いところは、マスクをつけることだけではない。専用のスマートフォンアプリと連動することで、よりじっくりと気になる異性とコンタクトができるように工夫されている。
例えば、マッチングタイムは対面ではなくアプリから行う。気になった人がいれば、“きになる”ボタンを押して通知。気になった相手が自分に対しても同様に“きになる”ボタンを押していればマッチング成立という具合だ。
そして、そこから初めてお互いにメッセージを送りあえるプロセスに進むことができるという。“きになる”ボタンは、お見合いした何人にも送れるため、意中の異性を無理やり1人に絞る必要もない。ゆっくりじっくりと“自分に合う異性”を見つけられることは、大きなメリットだろう。
「約2時間半のイベントで運命の人を見つけるのではなく、いいなと思う人を見つけてほしい。メッセージのやりとりを始めて“やっぱり違うな”と、思えばストップしていただいてかまいません。出会い後、すぐにLINEや携帯電話の番号を教えることに抵抗を覚える人も少なくありませんから、このメッセージ機能を使って相手との距離を縮めて、“大丈夫だな”と思った段階で個人的な情報を伝えていただければ」(村松さん、以下同)
参加にあたっては、身分証の提示をしたうえで、アプリにプロフィールシートで書いた自分の情報を登録するため安全面も万全。街コンで経歴のよくわからない人と出会うのとは段違いというわけ。
マッチング率80%超え!マスクでも笑顔は大切
お見合いは、1人当たり約3分間のトーク時間を設け、その後、話した相手の印象をメモに取って、順々に違う人と会話するという流れ。
全員と話し終わった後は、グループトークで「家族にまつわるエピソードを教えてください」「宝くじで100万円が当たったらどうする」といったお題に沿って話をする。
異性の人となりや内面が垣間見えるテーマがそろっているのは、さすが内面重視の婚活といったところ。フリートークを挟んでマッチングタイムと目まぐるしく進行するも、そのマッチング率は驚異の80%超え(!!)というから、いかに充実した時間を過ごした参加者が多いかがうかがえる。ちなみに、“きになる”を押される人は、どんな傾向があるのだろうか?
「マスクをしているからといっても笑顔は大切です。目元が強調されますので、笑うとよりその人の柔らかさが伝わります。そして、グループトークなどは顕著ですが、配慮ができる人。相手の話を聞く姿勢のある人は好印象を持たれやすいですよ」
内面性を求めて参加者が集うため、新鮮な出会いも多いと評判。恋に奥手な人や自分に自信が持てない人……自分で勝手に決めつけたその価値観、『マスクdeお見合い』に参加すればひっくり返るかもしれませんよ♪
※イベント情報の詳細はhttp://mask-omiai.com