握手を交わす文大統領(右)とマクロン大統領=(聯合ニュース)

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【ハンブルク聯合ニュース】ドイツ・ハンブルクでの主要20カ国・地域(G20)首脳会議に出席した韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は8日(現地時間)、フランスのマクロン大統領と初の首脳会談を行い、両国間の友好協力関係強化や協力拡大、地域と国際的な懸案などについて話し合った。

 両首脳は2004年に構築した両国の包括的パートナーシップ関係が発展していると評価し、友好協力関係を一層強化することで合意。また、共に5月に大統領に就任していることから、任期中いつでも対話し緊密に協力することで一致した。
 両国外相による戦略対話や国防相会談を定例化し、経済・教育・科学分野での閣僚級協議の開催も推進する。
 文大統領は新産業分野で両国の相互補完技術と産業力量を活用し、未来産業での協力を深めることを提案した。来年の平昌五輪に冬季スポーツ強国のフランスから多くの観光客が訪れることを希望するとも発言した。
 これに対し、マクロン大統領は両国国民間の交流・協力が拡大することを望むとし、平昌五輪が成功することを願っていると応じた。
 北朝鮮問題については、非核化を推進する中で緊密に協力していくことで一致した。
 青瓦台(韓国大統領府)は「首脳会談は非常に親密かつ友好的なムードで開かれた。両国の包括的パートナー関係の発展に向けた土台をつくった」と評価した。
csi@yna.co.kr