初回11得点の猛攻!作新学院が5回コールド勝ち!先発した篠原 聖弥(作新学院)

「初回の入りをいつもテーマにやっているんですけど、あんまりうまく入れませんでした。逆に2点取られたことによって、打者がしっかり振っていこう!という雰囲気になりました」作新学院の小針監督は試合後、こう振り返った。

 初回、明秀学園日立は先頭の原 光貴が先頭打者本塁打を放ち、いきなりゲームが動く。さらに四球から5番の高橋 成行の二塁打で2点を先制。しかし作新学院が明秀学園日立に牙をむく。先頭打者を四球で出すと、四球を挟み5連打。打者が一巡し、1打席目で内野安打を記録している添田 真聖がライトへ二塁打を放つなどでこの回11得点。小針監督は「初回に11点という記憶はないですね。そういうチームではなかったので」と話すが、各打者よくバットが振れている。

 その後も追加点を挙げた作新学院が17対2でコールド勝ちを収めた。

 次の対戦相手は早稲田実業。前の試合の早稲田実業戦を見ていた小針監督は「各バッター振りがいいですし、3番・4番はもちろん、それ以外のバッターもボールをとらえる力、振る力はあると思います。攻撃と守備、走塁を大事にやっていければいいです」と話した。

 作新学院の添田 真聖主将は「向こうは勢いよく勝ってきていますが、自分たちも打って勝っています。入りがテーマなのでそこをしっかりやってきたいです」

 次戦は勢いのある両チームの対決。作新学院はテーマの「初回の入り」をしっかり入れるか。

(取材・写真=編集部)

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