のりを巻けば「うにの軍艦巻き」?! 子どもが喜ぶ 常備菜「ニンジンの “うに風” 」【今日の時短ごはん Vol.3】
こんにちは。料理研究家の越野美樹です。今回は、三種の神器と言われてジャガイモや玉ねぎとともにいつも台所にある、ニンジンのシンプルな常備菜をご紹介します。
うちの娘も大好きなおかずで、ニンジンがたくさん手に入った時に必ずたっぷり仕込むのが、「ニンジンの“うに風”」です。ニンジンをメインに使って、甘さを最大限に引き出した一品です。
作り方はとても簡単で、ニンジンを切って鍋に入れるだけ。メインを作っている間にお鍋が仕上げてくれます。パパッと作れるので、遅く帰った日の夕飯の一品としてもおすすめです。鮮やかなオレンジ色の副菜をさっと出せば、食卓が一気に華やかになります。
■「ニンジンの“うに風”」の作り方
ごまペーストのコクと香りがニンジンを包み込み、濃厚な味わい。冷蔵庫で2、3日は持つので、働くママにとって心強い常備菜です。
<材料> 4人分
ニンジン 2本
塩 小さじ1/2
白ごまペースト 大さじ2
<作り方>
1、ニンジンの皮をピーラーでむいて(※)、小さめの乱切りにする。
2、鍋の底に広がるくらいの水を入れてニンジンを加え、塩をふりいれて中火にかける。沸騰したらふたをして弱火にする。
3、10分ほどでニンジンがやわらかくなったらマッシャーでつぶし、ごまペーストを加える。
4、再び中火にかけて水気を飛ばす。
あえてニンジンをペースト状にせず、つぶつぶの食感が残っているのがまたおいしいので、マッシャーがなければ、木べらでつぶすでもOK。ゴマペーストのコクとニンジンの甘みがマッチしてまろやかに仕上がるので、ニンジン嫌いのお子さんも、きっとこれなら食べられますよ。
■「ニンジンの“うに風”」のアレンジ例
常備菜として作っておけば、和洋さまざまな料理に活用できます。
その一部をご紹介しましょう。
・寿司飯を作って握ったら上にのせてくるりとのりを巻けば、うにの軍艦巻き風に
・ディップやサンドウィッチの具として
・オリーブオイルとおしょうゆをプラスしてうどんやパスタに和えて
・アルミカップに入れてトースターで焼いて翌日のお弁当のおかずに
■しっかり選んで、「皮」も活用
「ニンジンの“うに風”」はシンプルなお料理だけに、おいしいニンジンを使うのがコツです。なるべくオレンジ色が濃いものを選ぶと、栄養価も高いです。また、表面に傷がない新鮮なもの、先が細すぎないものを選ぶとニンジンの魅力がストレートに感じられますよ。
普段、私は元気なお野菜を選んでいるので、皮をむかないことが多いのですが、今回のようにむいたニンジンの皮も、捨てずに活用することができます。
皮と身の間は一番栄養がつまっていて、とてもおいしい部分なので、きんぴらやスープの具、かき揚げにしたり、みじん切りにして炊き込みごはんやチャーハンにすれば、皮のかたさも気になりません。
一年中出回っていていますが、わりと湿気や乾燥にも弱い野菜です。これからのあたたかい季節はとくに、新聞紙で包んでからビニール袋に入れて野菜室で保存するのがオススメです。元気でおいしいニンジンがたくさん手に入ったら、乱切りにするだけであとはお鍋が仕上げてくれる時短料理です。ぜひ試してみてくださいね。
(越野 美樹)
© Mikhail Malyugin - Fotolia.com
うちの娘も大好きなおかずで、ニンジンがたくさん手に入った時に必ずたっぷり仕込むのが、「ニンジンの“うに風”」です。ニンジンをメインに使って、甘さを最大限に引き出した一品です。
作り方はとても簡単で、ニンジンを切って鍋に入れるだけ。メインを作っている間にお鍋が仕上げてくれます。パパッと作れるので、遅く帰った日の夕飯の一品としてもおすすめです。鮮やかなオレンジ色の副菜をさっと出せば、食卓が一気に華やかになります。
■「ニンジンの“うに風”」の作り方
ごまペーストのコクと香りがニンジンを包み込み、濃厚な味わい。冷蔵庫で2、3日は持つので、働くママにとって心強い常備菜です。
レシピ制作:藤野料理教室にじ 越野 美樹
<材料> 4人分
ニンジン 2本
塩 小さじ1/2
白ごまペースト 大さじ2
<作り方>
1、ニンジンの皮をピーラーでむいて(※)、小さめの乱切りにする。
※皮が口に残ると食感がイマイチなので、ピーラーで薄く皮をむきましょう。彩りも明るく、舌触りがなめらかになります。
© Sunny Forest - Fotolia.com
2、鍋の底に広がるくらいの水を入れてニンジンを加え、塩をふりいれて中火にかける。沸騰したらふたをして弱火にする。
3、10分ほどでニンジンがやわらかくなったらマッシャーでつぶし、ごまペーストを加える。
4、再び中火にかけて水気を飛ばす。
あえてニンジンをペースト状にせず、つぶつぶの食感が残っているのがまたおいしいので、マッシャーがなければ、木べらでつぶすでもOK。ゴマペーストのコクとニンジンの甘みがマッチしてまろやかに仕上がるので、ニンジン嫌いのお子さんも、きっとこれなら食べられますよ。
■「ニンジンの“うに風”」のアレンジ例
常備菜として作っておけば、和洋さまざまな料理に活用できます。
その一部をご紹介しましょう。
・寿司飯を作って握ったら上にのせてくるりとのりを巻けば、うにの軍艦巻き風に
・ディップやサンドウィッチの具として
・オリーブオイルとおしょうゆをプラスしてうどんやパスタに和えて
・アルミカップに入れてトースターで焼いて翌日のお弁当のおかずに
■しっかり選んで、「皮」も活用
「ニンジンの“うに風”」はシンプルなお料理だけに、おいしいニンジンを使うのがコツです。なるべくオレンジ色が濃いものを選ぶと、栄養価も高いです。また、表面に傷がない新鮮なもの、先が細すぎないものを選ぶとニンジンの魅力がストレートに感じられますよ。
普段、私は元気なお野菜を選んでいるので、皮をむかないことが多いのですが、今回のようにむいたニンジンの皮も、捨てずに活用することができます。
皮と身の間は一番栄養がつまっていて、とてもおいしい部分なので、きんぴらやスープの具、かき揚げにしたり、みじん切りにして炊き込みごはんやチャーハンにすれば、皮のかたさも気になりません。
一年中出回っていていますが、わりと湿気や乾燥にも弱い野菜です。これからのあたたかい季節はとくに、新聞紙で包んでからビニール袋に入れて野菜室で保存するのがオススメです。元気でおいしいニンジンがたくさん手に入ったら、乱切りにするだけであとはお鍋が仕上げてくれる時短料理です。ぜひ試してみてくださいね。
(越野 美樹)