「平成28年度 NHK新人お笑い大賞」にて、お笑いコンビ・トットが大賞を受賞した。

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若手お笑い芸人の登竜門、「NHK新人お笑い大賞」を決めるコンテストが23日、東京・渋谷のNHKふれあいホールで行われ、大阪出身で2009年結成のお笑いコンビ・トットが大賞を受賞した。

お笑いコンテストで、初めての頂点。「ホッとしています。負け癖がつくのが本当に嫌だったから」と多田智佑(ただ ともひろ)。「吉本の劇場でも後輩が先に売れていくのを見ていたから、少しは胸を張れるようになった」と自身のプライド面を口にした。

一方の桑原雅人(くわはら まさと)も「そう、僕も負け癖がついていたと思ってたので、(勝てて)ホッとしています。たった一回で、スンナリ獲るやつらもいるから」と心境を語った。

続けて、「やっと漫才師に認められたという気がします。今までは、自分たちが勝手に言っているだけのイメージがあった。ようやくスタートラインに立てた気がします」と手に入れたものを表した。

勝ち切ることが出来たのは「4回目でようやく」と桑原。これまでは「女子マネージャーから、負けたときに『また、ミスりましたね』と言われてきた」と明かしたのは、多田。「そのプレッシャーもあった」と告白した。

いつもサポート役を務めてきた、そのマネージャー。優勝した直後には「裏でハイタッチ。一番に喜び合った」と多田。優勝インタビューの中で「はっぱをかけられたことが、良かった」と感謝の気持ちも伝えていた。

最後に、いつも緑のスーツを着るワケを聞いてみると、桑原が「緑の漫才師があんまりいないから。あと、成功者が乗るグリーン車をイメージしている」と話し、笑いを取った。

すかさず、多田も「大阪への帰り、グリーン車いけますか?」とマネージャーがいる方向へ顔を向けていたが、「あ、ダメですか…」としょげた表情を作って、笑いを大きくしていた。

▼ 「緑の漫才師と呼ばれたい」とトットの二人

「平成28年度 NHK新人お笑い大賞」より


▼ 大賞に輝いた、トット


▼ トットの多田智佑(ただ ともひろ)


▼ トットの桑原雅人(くわはら まさと)