記者からの質問に答える玉塚元一ユニクロ社長(左)。右はK−1ファイターの小比類巻貴之さん(撮影:吉川忠行)

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衣料量販店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリング<9983>は1日、東京都港区のラピロス六本木で、日常でも着られるスポーツウェア「BODY TECH(ボディ・テック)」の発表会を開いた。

 “スポーツを科学したウエア”をキーワードに、同社が慶応義塾大学スポーツ医学研究センターと共同開発した。運動機能とバランスなどを科学的に研究し、疲労軽減や呼吸サポート、体温上昇抑制に効果のあるスポーツウエアを「妥協せず、他の製品に比べて価格、質ともに競争力のあるもの」(玉塚元一社長)を作った。

 同社はスポーツアパレル市場に参入する理由として、健康志向分野のマーケットが伸びており、スポーツアンダーウエア、サポートウエア商品に人気が出てきたことと、スポーツウエアとカジュアルウエアの垣根が低くなっていることを挙げた。現在、国内での同市場の出荷規模は約4000億円。玉塚社長は「まずは市場シェアの10%程度を狙う。客の支持を得ればその位は取れる」と自信を見せた。

 発表会には同商品のモデルらも参加。「BODY TECH」を着て、パフォーマンスを披露した。K−1ファイターの小比類巻貴之さんは「CM出演をきっかけに着始め、気に入った。今は練習時に着ている」と、モデルでヨガインストラクターの吉川めいさんは「肌触りがいい。ヨガではどれだけ気持ちよく動けるかが大事」と満足げだった。

 「BODY TECH」は、全国のユニクロ店舗とインターネット店舗で販売する。価格は1000円〜2990円。【了】

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