AFX通信によると、ABS（オーストラリア統計局）は1日発表した第1四半期（1−3月）の実質GDP（国内総生産）成長率は、季節調整済みで前期比で0.7％増、前年同期比では1.9％増となった。また、昨年第4四半期（10−12月）のGDP成長率は0.3％増としていたが、上方改定された。今回は非農業部門のGDPが、0.7％増と大きく成長した。

　　対GDP寄与率では、在庫投資が前期に比べ1.2％ポイント上昇、家計最終消費支出も0.5％ポイント上昇したことで、GDPを押し上げたが、反対に、純輸出の寄与率が同0.3％ポイント低下、民間設備投資も0.5％ポイント低下したことで相殺された。生産側では、物流、製造、小売、金融などの分野がGDP上昇に寄与したとしている。　【了】