XFN-ASIAによると、東シナ海にある天然ガス田開発問題をめぐり、30日から2日間の日程で、北京で行われている日中実務者協議の最終会合が31日開かれた。同協議には日本側から佐々江賢一郎・外務省アジア大洋州局長と小平信因・経済産業省資源エネルギー庁長官、また、中国側からは、中国外交部の崔天凱アジア司長がそれぞれ出席し、双方は、開発区域の境界の画定を話し合う作業部会を設置することで合意した。

  しかし、日本側が、東シナ海でのガス田の探鉱作業を停止すれば、日本側領海にある天然ガスの供給を受けることが出来るとしたのに対し、「中国側からは満足の行く答えを得ることはできなかった」(日本側担当者)とし、同要求が拒否されたことを明らかになった。【了】