バンドTシャツを着るハマ・オカモト:右から2人目(出典:https://www.instagram.com/hama_okamoto)

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バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』が、バンドTシャツを着ている人にそのバンドのイントロクイズを当ててもらうという企画を行った。本来は「街でバンドTシャツを着ている人が、そのバンドのイントロクイズに正解できなかったらTシャツを没収されても文句言えない説」を検証する目的だったが、曲名が分からないばかりかバンド名を知らない人が続く。

7月6日放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)でプレゼンターの小沢一敬(スピードワゴン)がイギリスのパンク・ロックバンド“The Clash(ザ・クラッシュ)”のTシャツを着ている後輩を見て嬉しくなり「(ボーカルの)ジョー・ストラマーのどういうところが好き?」と聞いたところ「誰ですか?」と返されてショックを受けた体験を告白した。それがきっかけとなり、仮説を検証するためバンドTシャツを着ている人に抜き打ちイントロクイズを敢行した。

都内の街中で“Nirvana(ニルヴァーナ)”のTシャツを着ている男性に代表曲『Smells Like Teen Spirit』のイントロを聴いてもらうが「分かんない」という。彼はデザインやヒップホップ系の人々が着ているのを参考にそのシャツを選んだそうで「ちょっと恥ずかしいですね、ハハハ」と苦笑いしていた。次に“Kurt Cobain(カート・コバーン)”(ニルヴァーナのボーカリスト)の顔が大きくデザインされたTシャツを着る男性もやはり『Smells Like Teen Spirit』を知らなかった。そのようなパターンが続き“Guns N' Roses(ガンズ・アンド・ローゼズ)”のTシャツを着た男性は『Welcome to the Jungle』が分からず「聴いたことないです」「ガンズ・アンド・ローゼズの名前は知っているが曲は聴いたことがない」と明かせば、“Iron Maiden(アイアン・メイデン)”Tシャツの女性は『Aces High』のイントロに「X JAPAN?」「意外にジョン・レノン?」ととんちんかんな答えを返した。

他にも“Ozzy Osbourne(オジー・オズボーン)”、“Elvis Presley(エルヴィス・プレスリー)”、“KISS(キッス)”や日本版“E.YAZAWA”シャツを着ている人にイントロクイズを出すがなかなか分かる人がいないなか、ようやく“The Rolling Stones(ローリング・ストーンズ)”のシャツを着て『Jumpin' Jack Flash』、“Guns N' Roses”シャツで『Welcome to the Jungle』、“Ramones(ラモーンズ)”シャツで『Do You Remember Rock 'n' Roll Radio?』、“METALLICA(メタリカ)”シャツで『Enter Sandman』、“Queen(クイーン)”シャツで『Bicycle Race』を正解する人が出てきた。検証の結果イントロクイズが分かったのは51人中5人だった。

イントロクイズに答えられずともTシャツ没収はしなかったが、楽曲どころか着ているシャツのバンド名さえ知らない人が多いという事実が分かった。“Nirvana”を「ニラヴァーナ?」、“Kurt Cobain”を「クラット・コバイン?」と読んだり“Guns N' Roses”などは「ガンズノーズ」「ガンズローシ」「ガンズローズ」と惜しいところまでいくが当たらない。“Red Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)”を「レッド・ホット・ペッパーズ?」と省略してしまう人や、“Bob Marley(ボブ・マーリー)”のシャツを着ながら「この人物ですか? 忘れちゃいました」という男性もいた。

ミュージシャンではないもののよく見かけたのが “Che Guevara(チェ・ゲバラ)”シャツだ。そのシャツを着た男性4人に交渉してスタジオに集まってもらいクイズを出したところ、読み方でいきなり「チュ・ゲベラ」の珍回答が飛び出した。そう答えた若い男性は「発音が難しいですよね」と言い訳していたが5問全問を終えてから感想を聞かれ「一生このTシャツを着ることはないでしょうね、フンッ」と苦笑していた。

漢字がデザインされたTシャツを着る外国人を見て、時おり漢字の意味とシチュエーションのギャップに笑ってしまうが、日本人も英字がデザインされたTシャツを着る時は読み方くらいは知っておいた方が良さそうだ。

出典:https://www.instagram.com/hama_okamoto
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)