パリを個人で旅するときに利用したい交通手段がメトロ(地下鉄)。


メトロならバスに比べ乗り場や行き先が土地勘のない旅行者にもわかりやすいうえ、パリの街はメトロの路線が張り巡らされているのでメトロさえ使いこなせればパリのどこへでも行けてしまいます。

観光案内所やメトロの窓口で路線図がもらえますので、パリに着いたら早めに入手しておくと便利です。

メトロに乗るときは日本と同様、まず券売機で切符を買いましょう。


券売機は英語にも対応しており、クレジットカードも使えて便利です。

買うべき切符の種類は「Ticket t+」。


これはパリ市内のメトロとバス、REP(高速郊外鉄道)に共通して使える切符です。

REP(高速郊外鉄道)とはパリと近郊(ヴェルサイユなどパリ市外を含む)を結ぶ鉄道で、パリ市内の利用なら共通切符で利用でき、メトロとの乗り換えも自由です。

郊外(パリ市外)に出るときはゾーンによって運賃が変わりますので、目的地に合わせた切符を買う必要がありますので注意しましょう。

メトロの運賃(「Ticket t+」の料金)は乗車距離に関係なく、一律1.8ユーロでもちろん路線の乗り換えもできます。

10枚で14.1ユーロのカルネ(回数券)を利用すると、一枚あたり1.4ユーロとさらにお得。

カルネ(回数券)は複数人で分けて使うこともできるので、滞在日数を考慮して賢く利用しましょう。

カルネを購入したら気を付けたいのが、切符の磁気が大変弱くなりやすいこと。

クレジットカードなどが入った財布に入れておくとあっという間に切符が使えなくなってしまいます。

また、まれに券売機で買ったばかりの切符でも磁気が弱く改札を通れないことがあります。

磁気不良で使えない切符は駅の窓口に持っていくと新しいものと交換してもらえます。

改札を通って乗り場を見つけるときは自分の目的地の終点の駅を把握しておくと、表示にしたがってスムーズに探すことができます。

電車から降りる際、たいていドアは自動では開かず手動で開ける必要があります。

レバーがついている車両はレバーを上に持ち上げ、ボタンがついている車両はボタンを押してドアを開けます。

レバーもボタンもついていない車両は自動でドアが開きますが、まだまだ手動ドアの車両が主流です。

メトロを利用するうえで注意したいのは、工事中で閉鎖されている駅があるということ。

パリのメトロは老朽化が進んでおり、たいていの路線で利用できない駅があります。

「travaux」が「改装工事中」の意味で、利用できない駅にはバツ印がつけられています。

駅構内や車内で駅の閉鎖を知らせるサインがありますので注意して見ておきましょう。

メトロの運行時間は朝5:30〜翌1:00頃(金・土と祝前日は〜2:00頃)。

早朝や夜遅くにも使え、旅行者にとっても強い味方です。

メトロを乗りこなしてパリを縦横無尽に楽しみましょう。

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