PC再起動中に同僚が後ろを通ると「仕事してない」と思われそう…自意識過剰な瞬間20選

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「美容室に行って『どのようになさいますか？』と聞かれた時にぼくは必ず『おまかせします』と答えている。事細かに髪型をオーダーするのが恥ずかしい。『こいつ、めっちゃかっこつけようとしてるじゃん』と思われたら怖くてしょうがない」(P50より引用)

これは、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭さんによるエッセイ集『完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込』(KADOKAWA/メディアファクトリー刊)で紹介されている、彼自身の自意識過剰エピソードです。

この一節を読みながら、

他人の目を意識してしまうのは、どんなとき？

と気になったので、新刊JPでアンケートを実施してみました（アンケート集計期間：2016年6月1日〜6月12日）。回答の一部を紹介しましょう。

＝＝＝【オフィス編】＝＝＝
１．PCがうまく動かなくて再起動をしているとき、誰かが自分の席の後ろを通ると「この人、仕事していない」と思われるのではないかと落ち着かなくなる(20代女性)

２．衣替えの時期に、まわりを見て自分の服装が浮いていないか気になってしまう(30代女性)

３．私服勤務ですが、ロックバンドのロゴが入ったＴシャツを着てさりげないファンアピールをしています。誰も指摘してくれませんが…(30代男性)

４．自分の席で、持参したお弁当を食べているとき、他の女子からその出来栄えをチェックされているかも……と気になることがある(30代女性)
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特に二つ目は「あるある」。
これと似たものとして、「仕事をしていますアピールをするために、キーボードを気持ち強めに打つ」との声もありましたが、組織で働いている人にとってはやはり、「同僚の目」がどうしたって気になるものなのでしょう。

＝＝＝【街中編】＝＝＝
５．街でティッシュ配りの脇を通りすぎるとき、ティッシュを配るか配らないか、吟味されている感じがして緊張する(30代男性)

６．電車で、ほかにもたくさん空席があるのに、自分の隣の席にかわいい女子が座ってきたので、「自分に気があるのでは……」と思ってしまう(30代男性)

７．警察官の前を通るとき、何も疾しいことはないのに、目が合わないよう視線を伏せてしまう(20代女性)

８．街を歩いているときにガラスがあると、つい自分の歩き姿をチェックしてしまう(20代女性)
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ちなみに私は、ポケットティッシュを持たずに外出してしまい(ハンカチは持たない派)、内心ティッシュが欲しくて欲しくてたまらないときでも、いざ渡されたら、やや面倒くさそうな表情で受け取るようにしています。｢コイツ、ティッシュ欲しがってるな｣と思われたくないので。

＝＝＝【お店編】＝＝＝
９．クレジットカードで1万円の買い物をするときに、本当は3回払いにしたかったが、お金に余裕がないと思われたくなかったので「一括で」と言ってしまった(20代女性)

１０．コンビニでiTunesカード買うとき、ゲーム課金野郎と思われてるだろうけど、スマホで電子書籍アプリ開いて、これから本を買う風を装う(20代男性)

１１．吉野家でベジ皿を頼んだ。ベジ牛は蒸し野菜と牛肉の丼だったので、ベジ皿はそれのご飯抜きだと思ったが、実際は蒸し野菜の単品だった。牛肉が食べたくて吉野家に入ったが勘違いしたと思われるのが恥ずかしかったので追加注文できなかった(20代女性)

１２．半裸の有名俳優が表紙の『an・an』を買うとき、「別にこの人は興味ないんだけどさ」と友人に興味ないアピールをする(20代女性)

１３．ミニストップでRIZAP監修の「結果コミットチーズケーキ」が売っていて、ネタの一つに買ってみたかったが、店員さんに「こいつ踊らされてる」と思われたくないので買えなかった(20代女性)
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クレジットカードのエピソードに激しく共感。
でも、3回以上の分割払いにすると手数料をとられて損をすることもあるので、この自意識過剰はあながちマイナスではないのかも。

＝＝＝【居酒屋編】＝＝＝
１４．一人飲みで小料理屋に行くと、店主につまみのセンスを計られているようで緊張する(30代男性)

１５．飲み会で割り勘をするとき、周囲の人から「お金に細かい奴」と思われたくないのでつい多めに払ってしまう(20代女性)
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居酒屋というのは、いろいろな意味で、その人の本質が垣間見れる場所なのでしょうね……というのは、他人事なコメントすぎ？ (筆者は下戸なので、居酒屋には特に愛着なし)

＝＝＝【ネット編】＝＝＝
１６．「中身ない奴」と思われたくないので、LINEで「元気-？」とか送れない(30代男性)

１７．LINEで返信するとき、すぐに既読を付けると「すんごい暇な人」と思われそうなので、1、2時間ほど間を空けてから既読を付けるにしている(20代男性)

１８．Twitterで有名人にリプライしたいけど「こいつ有名人にリプライしてる(笑)」と思われたくないから、別アカウントをつくる(20代女性)
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回答を見ながら思わず吹いてしまったのが、twitterに関する自意識過剰。こういう、SNSでの「使い分け」、あなたは経験ありますか？

＝＝＝【その他】＝＝＝
１９．帰りによくいじる猫が他の人よりこっちに来てくれると、ウチの子でもないのにちょっと勝った気分になる(20代女性)

２０．男性から｢得意料理は？｣と聞かれたとき、意地でも「肉じゃが」とは言わないと意地をはる(20代女性)
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ところで、「得意料理は肉じゃが」といわれて喜ぶ男性は、果たしてどれくらいいるんだろう……。

最後に、私自身が最近、「自分、自意識過剰だなぁ」と思った瞬間を紹介しておわります。先日、退職する同僚への寄せ書きを書いたときのこと。

「色紙の真ん中に書いたら目立ちすぎるかも」「コメントが長すぎてもアレだし、短すぎても『冷たい人』と思われそうだし、適切な文量って……」などと他の同僚の目を意識するあまり、7、8分ほど逡巡したあげく、「次の場所でもがんばって！」という無難すぎるコメントしか書けませんでした。

あなたにも、思いあたるフシはありますか？
(新刊JP編集部)