ロンドンの空港で不可思議な事件が起きました。ブリティッシュ・エアウェイズの超大型旅客機「A380」がヒースロー空港に着陸した際、そのタイヤの一つがなんと四角形に変形していたことが確認されたのです。現時点では原因は不明ですが…一体何が起きたというのでしょう?
 
このA380は香港とヒースローを結ぶBA-32便として運行されていました。金曜日に香港から飛び立ち、予定していた最高高度に達する直前に「タイヤの空気圧に関する警告」が報告されています。しかし、パイロットは予定通りの運航を決断。また空港には万が一着陸に失敗した際に備えて、プッシュバック(牽引車)の出動を要請していました。最終的に、A380の着陸は無事に成功しています。
 
ブリティッシュ・エアウェイズのスポークスウーマンは、「18のタイヤのうち1つの空気が抜けていたものの、着陸は通常通り成功しました。A380は他の大型旅客機と同様、1つのタイヤの空気が抜けていても問題なく着陸することができます」とコメントを出しています。おそらくその通りでしょうか、このシュークリームのようにへこんだタイヤを見るとなんとも気持ち悪いですね…。
 
さらに、イギリス民間航空局のスポークスマンは「このような状況を見たのは初めてだ」と述べています。またとあるパイロットは「ブレーキの際にタイヤがホイールから外れたのではないか」とも予測しています。このような大型旅客機ではタイヤの一つが故障しても全く問題がないように設計されていますが、それでもやはり原因が知りたいものです。
 
Image Credit: The Aviation Herald
■British Airways Plane Lands With Square Tyre, Baffles Experts
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