全国各地の「防犯メール」の中から、気になった事案を紹介する本連載。今回は、大阪府の「大阪府警察安まちメール」へ寄せられた不審電話事案を取り上げたい。

オレオレ詐欺はまだ現役。画像と本文は無関係です(Joe Hauptさん撮影、flickrより)

「不倫をして子どもが...」

2015年12月10日、11時ごろ。高槻市内の高齢者方に、不審電話事案が発生した。

平日のお昼前の時間帯、高齢者の自宅にオレオレ詐欺と思われる不審な電話がかかってきた。電話の相手は息子を騙っており、「不倫をして子どもができた、慰謝料210万円が必要」などと話していたという。

一時大流行したオレオレ詐欺、まだまだ尽きることがないようだ。オレオレ詐欺を代表する特殊詐欺の被害額は年々増える一方だ。警察も対策を迫られているが、犯人側もその手法を様々に変えているため、対策を練るのが難しいのが現状だ。被害の事例を聞く度に、どうにかならないかと悩まされる不審電話事案だ。とにもかくにも、見知らぬ電話番号からの着信には用心すべきだろう。

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