チェルシーは17日、ジョゼ・モウリーニョ監督の退任を発表した。テクニカルディレクターのマイケル・エメナロ氏は、クラブの公式チャンネルで次のように述べている。

「予定していた決定ではなかった。だが、クラブを守るための選択だ。このクラブのためにこれほど多くを尽くしてきてくれた人への計り知れない愛情がある一方で、チェルシーが困難にあるのも事実なんだよ。結果が良くなく、監督と選手たちの対立は明白だった。だから、我々は動くタイミングだと考えたんだ」

「(オーナーのロマン・)アブラモビッチはクラブのためにとても難しい決断を下さなければならなかった。チェルシーは世界で最も偉大なクラブの一つでり、降格圏と勝ち点1差というのは良くない。クラブを愛する者なら誰でも、この状況で何かしなければいけなかったのは理解できるはずだ」

新監督については言及せず、次のように続けている。

「こういった状況に対する蓄えが十分でなければ、ビッグクラブではない。我々には次の試合に向けて準備するだけのハイレベルなスタッフがいる。一方で、クラブはできるだけ早く新監督を見つけるために仕事をしている」

一方、モウリーニョ監督は『BT Sport』で、次のように述べている。

「私は全力を尽くした。行きすぎだったときもある。感情的になり過ぎたところもあった。私はどのクラブでもそうだ。だが、2度率いたのはチェルシーだけだった。インテルは私にとって特別だった。ポルトもそうだ。レアル・マドリーを率いたのは名誉なことだった」