【秋季関東大会】ハイレベルな関東大会を制するのは?注目校、見所を紹介!

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 センバツへむけた関東大会が間もなく開幕する。例年、各校のレベルが高まっており、センバツでは関東勢が毎年、上位に進出する。2年前は浦和学院が優勝、昨年は佐野日大がベスト4、また桐生第一がベスト8、今年は浦和学院がベスト4、健大高崎、常総学院がベスト8と関東勢の躍進が目覚ましい分、関東大会の熾烈さは年々増している。今回は強豪校同士の対決が実現。そんな今年の関東大会の見所を紹介していきたい。

横浜vs常総学院、木更津総合vs桐光学園など注目カードが多数!

 来年のドラフト候補であり、最速145キロ左腕・高橋 昂也擁する花咲徳栄は、樹徳と対戦。花咲徳栄は投打ともにしっかりと仕上がりを見せている。が、樹徳も健大高崎、桐生第一を破っての優勝して関東大会に乗り込んだということもあり、侮れない相手といえるだろう。勝者は木更津総合と桐光学園の勝者と対戦することとなるが、この一戦も初戦で実現するにはもったいないカード。

藤平 尚真(横浜)

 攻略困難な左腕・早川 隆久、そして山下 輝、峯村 貴希と1年生打者2人が光る木更津総合、投打の柱・中川 颯だけではなく、投手力、守備力、攻撃力のすべてが高い桐光学園の一戦は激しい攻防となりそうだ。

 最速146キロ右腕・菊地 大輝擁する東海大甲府は春日部共栄と対戦。春日部共栄は県大会では粘り強く勝ち上がってきたチーム。県大会を終えて約1か月経つが、しっかりと力を伸ばすことができているか。

 常総学院を破って県大会優勝を決めた霞ヶ浦は好左腕・佐藤 良亮で守り勝つ文星芸大附と対戦。お互い守備力が高く、やはり1点を争う好勝負が期待できそうだ。

 反対側のブロックに目を向けると、白鷗大足利は本格派右腕・水野 敦之でロースコアを制し、県大会優勝を決めた好チーム。初戦は140キロ近い速球とキレのあるスライダーで勝負する右腕・片岡 優大で勝負する日本航空との対戦が決まった。

 そして一番のビッグカードは藤平 尚真、公家 響など投打に総合力が高い選手が揃う横浜と、実績十分の好左腕・鈴木 昭汰で守り勝つ常総学院とのカード。お互いのエースの力が発揮されれば、1点を争う接戦になるのは間違いない。

 スーパーシードで登場する浦和学院は、県大会準々決勝で川越東と対戦し、延長13回に及ぶ熱戦を制して勝ち上がるなど、一戦一戦力をつけていったチーム。投手では榊原 翼、野手では諏訪 賢吉といった前チームからの経験者を軸に戦う。初戦は、守りで勝負する桐生第一とつなぎの野球で勝負する千葉明徳の勝者と対戦する。

 今年はどこが勝ち上がってもおかしくないぐらい、レベルが高い大会が予想される。またこの大会は選抜の選考にも大きく影響する大会。関東・東京は6枠で決定しており、果たして選出されるのは関東の5枠目なのか、東京の2枠目なのか。東京は東京大会決勝が焦点になるが、関東勢は11月2日の準々決勝は選考を占う意味ではかなり重要な1日になり、一番の見所といえる。ぜひ選手たちには大宮の地で、見ている人達を熱くさせるような戦いを見せてほしい。

(文=河嶋 宗一)

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