高橋ジョージ、所属事務所と“離縁成立”で三船との裁判が不利に
妻子に逃げられた一発屋ロッカー。そんな現実を地で行く役柄が好評だったにもかかわらず、実際は公私ともに、トラブル続き。そんな彼が抱える事務所問題、離婚裁判のウラ側を徹底追及――
《2015年8月25日をもって高橋ジョージのマネジメント業務を終了いたしました。10年間、皆様ありがとうございました》
現在、“モラハラ”があったと、妻である三船美佳に離婚を求める裁判を起こされている高橋ジョージ。そんな彼とのマネジメント契約が終了したと、所属事務所がホームページで発表した。
「ジョージさんと事務所が話し合いをしたのは、お盆明けの8月18日だったとか。事務所側は“あの事件”で信頼関係を築けなくなり、これ以上、マネジメント業務を続けることが難しいと伝えたそうです。一方のジョージさんは、音楽活動に力を入れていきたいので、退社することをすんなり受け入れたとか。決して、三船さんと同じ事務所であることが嫌だったわけではないようです」(芸能プロ関係者)
『週刊女性』本誌は高橋が事務所から離れることを、8月11日発売号ですでに報じていた。その原因となった“あの事件”についてもいち早く触れている。
発端は、7月8日に東京家庭裁判所で行われた離婚訴訟でのこと。初めて三船が出廷することを聞きつけた高橋が急きょ自分も出廷することを決断。そのため、あらかじめ決まっていた『美女と男子』(NHK)の撮影日程を変更するようゴリ押ししたという。
「高橋さんは妻と子どもに逃げられた一発屋歌手という、私生活を地で行くような役柄で話題になりました。その撮影が裁判当日も午前10時から予定されていたのですが、前日に“明日は午後4時からじゃないと行けない”ということになり、急きょ7月7日に翌日分の撮影を行うことになったんです。結局、撮影は深夜にまでおよび、出演者やスタッフが迷惑をこうむったんです」(NHK関係者)
高橋にとって絶好のタイミングとも
高橋が仕事上でトラブルを起こしたのはこれだけではない。7月17日、新潟県の弥彦競輪場で予定されていたイベントをドタキャンしたのだ。
「何でも13日に突然、高橋サイドから競輪場側へ出演中止の申し出があったそうです。その日も『美女と男子』の撮影が入っておりダブルブッキングしてしまったんです。高橋が『虎舞竜』などの音楽活動をするときは個人事務所が担当し、それ以外のドラマやバラエティーの仕事は所属している芸能プロダクションが担当。今回、競輪の仕事を決めたのは個人事務所で、連絡に行き違いがあり、同じ日に仕事が重複してしまったんです。当初はドラマ撮影の日程を変更させようとしたのですが、さすがにもうNHK側が了承しなかった。それで、仕方なく競輪の仕事を断ったそうです」(スポーツ紙記者)
高橋はオフィシャルサイトで欠席した理由について、急性咽頭炎、声帯浮腫で歌うことが困難になったためとしているが、NHK関係者によると、その日も撮影に参加していたという。このようなことが重なれば、当然、所属事務所の管理責任が問われかねない事態になってしまうのだ。
高橋が作詞作曲し長女への思いが込められている
「事務所としては、ほかの所属タレントに影響が出ることをおそれたのでしょう。しかし、高橋にとっては独立して音楽活動に専念するには絶好のタイミングだったかもしれません。ドラマの役名である“たどころ晋也”で9月2日にCDデビューが決まっていますし、何より『ロード』以来、久々に音楽で注目を浴びていますからね。ドラマの最終回では“紅白”に出場し逃げた妻と娘が会場で喝采するシーンがありました。現実は、妻と娘が戻って来るのは厳しいですが、『紅白』出場はまったくない話ではないでしょう。自局のドラマ出演者をNHKは出したがりますからね」(芸能レポーター)
かすかな光明が差してきたが、大手芸能プロから独立したことのデメリットもあるという。
「マスコミ対策は個人事務所がいちばん頭を抱えるところでしょうね。特に高橋は離婚裁判を抱えていますから、いろいろと取材対応をしなくてはならない。それを少ないスタッフでこなせるか疑問です。それと、弥彦競輪場のドタキャン問題も頭が痛いでしょう。契約内容はわかりませんがタレント側に責任があれば、多額の賠償請求が行われるケースもありますから」(前出・芸能レポーター)
そこで、弥彦競輪場の広報担当者に質問すると、
「事務所から謝罪はありました。ですが、基本的にうちがイベントを直接、運営していたわけではないので、話し合いなどはしていません」
とのこと。場合によっては、問題が長引くかもしれない。だが、影響を及ぼすことになりそうなのは仕事面だけではない。離婚裁判の行方を左右しかねないという見方もある。
「今まで事務所は、夫婦で所属していたので裁判には関わっていなかった。いい意味で無視していたんです。でも、ジョージさんが事務所を出たことにより、これからは美佳さんだけ守ればよくなった。そうなると、裁判で事務所側が彼に不利な証言をする可能性があるかもしれません。現に、ジョージさんの過度の束縛により彼女の仕事に影響が出たことは、1度や2度ではないそうです。第三者である事務所の証言は、裁判所も重く見るのは間違いないでしょう。ジョージさんにとって事務所を出たことは、離婚裁判が不利になるでしょうね」(別の芸能プロ関係者)
そこで、高橋に話を聞こうと、個人事務所に何度も電話するも不在のまま。メールにて取材を申し込むも、期限までに返事はもらえなかった。現在、裁判記録の閲覧は閉鎖されており、裁判日程すらわからない。“別れたい妻”と“別れたくない夫”の水面下の闘いは今後どんな動きをみせるのだろうか─。