15日朝、同僚前議員を伴って東京・九段の靖国神社に参拝する安倍晋三・自民党幹事長代理(左から2人目)。(撮影:吉川忠行)

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自民党の安倍晋三幹事長代理は15日午前、東京都千代田区の靖国神社に、同僚前議員1人とともに参拝した。安倍氏は参拝後、記者団に対し「60年前の敗戦を思い、国のために殉じた方々のために、尊崇の念を持ってお参りしました」と話した。

 また、日中関係について「自由で民主的な社会を守っていくことを世界に伝えながら、関係を改善したい」と述べた。安倍氏は、10時40分ごろ靖国に到着すると10分ぐらいで参拝を済ませた。

 その後午前11時には、超党派でつくる「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(瓦力会長)に所属する自民、民主2党の議員、前議員が47人(衆院23人、参院24人)が訪れた。小泉内閣からは七条明内閣府副大臣、今津寛防衛庁副長官の2人が参加。平沼赳夫前経済産業相や小林興起前議員など、郵政民営化関連法案に造反した議員も加わった。

 参加議員数が昨年より18人減ったことについて、同議連事務局長の狩野安参院議員は「選挙で地元に帰っているため、地方の護国神社で参拝されている」と説明した。

 議連とは別に鴻池祥肇元防災担当相や大仁田厚参院議員も参拝した【了】

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