ミランのバルバラ・ベルルスコーニ代表取締役が、29日放送の『RaiUno』の番組でのインタビューで、イタリアサッカー界に対して苦言を呈している。

「我々のカルチョの大きな問題は、ケンカばかりしていること。すべての関係者が、欧州と世界においてイタリアサッカーをプロモーションしていくことを心配すべきなのに、今はケンカや対立で時間を無駄にしすぎている」

「2000年のEUROで負けたときに、私はとても落胆した。ガバナンス、ルール、人間、スタジアム、下部組織、収支を変えることができたはずよ。代表だけでなく、すべてのクラブでね。我々の問題は、イタリア全体に起きている問題に少し似ていると思う。改革したくない国なのよ」

「サッカーでも、多くの立場や役割を守ろうとしていると思う。自分の椅子にしがみつきたいという願望が、改革の必要性を上回ってしまっていると思う」

先週、インテルのエリック・トヒル会長と会談したバルバラ代表取締役は、こう続けている。

「サン・シーロは素晴らしいスタジアムで、ミランとインテルの歴史がある。でも、今はそれだけでは不十分なのよ。スタジアムにはいろいろなサービスが必要で、１週間常に開いている施設が必要なの。試合の日だけではなくね。でも、今のイタリアではあまりに困難が多い。政府や州、自治体の財政支援とか…」