ゴミ箱ポイは駄目!発火や爆発の危険もあるモバイルバッテリーの正しい捨て方

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●もはやモバイルバッテリーはスマホの必需品
最近はスマホにタブレット、タブレットPC、小型のモバイルノートPCなど、持ち運べるガジェットが多くなった。街中でもスマホだけでなく、大小異なるタブレットやPCなどを見かけることも増えた。そうなると外出先でバッテリー切れを心配しないで使えるモバイルバッテリーの存在も大きくなっている。

最近のモバイルバッテリーの進化は早く、12000mAh など大容量のものも当たり前になってきた。さらに、新製品が出るたびに大容量化され、サイズも軽く、小さくなってきている。また、モバイルバッテリーには寿命がある。だいたい500回の繰り返し充電が寿命の目安とされていている。さらに過充電や過放電など、使い方によっては、もっと早く寿命を迎えることも少なくない。

ところで、使えなくなったり、使わなくなったりしたモバイルバッテリーの処分は、どうすれば正しいのだろうか?モバイルバッテリーに使われているリチウムイオン電池は、圧力をかけると爆発したり発火したりする危険もある。Webなどでも充電中の事故などニュースをみたこともあるだろう。当然、そのままゴミ箱などに捨てるわけにはいかないというのは、誰にも察しはつくだろう。

今はエコ時代。ほいほいとゴミ箱などに捨ててはいけないのだ。そこで知っておきたいのは、古いバッテリーの処分方法だ。

●リサイクルするのが正解だが、どこで回収してくれるの?
モバイルバッテリーは、きちんとリサイクルすれば、ニッケルやコバルトなどの資源を取り出して再利用もできる。これが正解だ。

しかし、モバイルバッテリーは、どこで回収してもらえばいいのだろうか。
そう思ったら、小型充電式電池のリサイクル活動を行う「一般財団法人JBRC」のサイトを見てみよう。このサイトでは、モバイルバッテリーを回収してくれる「リサイクル協力店」を調べることができる。

「リサイクル協力店」の検索ページで、都道府県→市区町村のように絞り込めば、自分が住んでいる地域で回収してくれる電気店や家電量販店を見つけることができる。充電池回収箱を用意している大型家電量販店を見かけることも、増えてきた。

ちなに回収対象となるのは、モバイルバッテリーに限らず、充電式乾電池や、スマホ、パソコンの交換バッテリーなど対応されているので、知っておくと何かと便利だ。なかには、電動アシスト自転車のバッテリーまで回収してくれるお店も見つけられる。

なお、ケータイ、スマホの内蔵バッテリーは、お近くの携帯電話の販売店でも回収してくれる。また、市町村が分別回収(区分:小型充電式電池など)してくれる場合もあるので、確認しておこう。

これまではモバイルバッテリーを寿命まで使い切るという方は少なかったと思うが、モバイルバッテリーは消耗品だ。バッテリー持ちが悪くなってきたり、より高性能なバッテリーに買い替えたりすることは、今後は益々多くなるだろ。エコ時代の今、古いバッテリーは捨てるのではなく、リサイクルするのが正しい方法だ。

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