さいたまスーパーアリーナで27日、フィギュア世界選手権大会の女子ショートプログラム(SP)が行われ、浅田真央が世界歴代最高点となる78.66点をマークし、首位に立った。(イメージ写真提供:(C) Olga Besnard/123RF.COM、写真は2008年11月パリでの大会の様子)

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 さいたまスーパーアリーナで27日、フィギュア世界選手権大会の女子ショートプログラム(SP)が行われ、浅田真央が世界歴代最高点となる78.66点をマークし、首位に立った。韓国メディアは「浅田真央が自国で開かれた世界選手権大会でキム・ヨナの記録を超えSP歴代最高点を記録した」などと伝えており、同国でも大きな話題になっている。

 浅田真央は、キム・ヨナの持つ女子SPの最高点記録78.50を上回る78.66点をマークした。韓国では「ホームアドバンテージ」だと指摘したり、一方的なスコアだと批判する声も上がっているが、韓国のフィギュアファンは浅田の演技に拍手を送っているという。

 韓国メディアは、浅田真央が長年キム・ヨナとライバル関係にあったことや、得意とするトリプルアクセル(3回転半)が高難度のジャンプであることを説明しながら、「最近、歴史認識をめぐる問題などで韓国では反日感情が高まっており、浅田真央の記録に拍手を送るのは異例なことだ」と説明。また、その理由について、トリプルアクセルに失敗しながらも挑戦し続ける姿や、あえて困難な道を歩むプロ意識などが、韓国人ファンの心をつかんだのではないかと分析した。

 浅田の記録について韓国のネットユーザーは「浅田真央の記録、チャレンジ精神はすごい」、「キム・ヨナの負担がなくなってちょっと変化したのかも?」、「日本は嫌だが、浅田真央は好き」、「諦めない姿がいい」などの反応が集まったという。(編集担当:李信恵)(イメージ写真提供:(C) Olga Besnard/123RF.COM、写真は2008年11月パリでの大会の様子)