ミランのシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長は21日、ローマのホテル「パルコ・デイ・プリンチピ」にいた。ナポリ戦以降、恒例になっているミランの試合前の訪問だが、今回はミラネッロへ赴く必要はなかった。22日にローマと対戦するチームは首都入りしていたため、ベルルスコーニ名誉会長が移動する必要はなかったのだ。

ベルルスコーニ名誉会長は『ミラン・チャンネル』で、マーケットについても少し言及した。マンチェスター・シティFWマリオ・バロテッリを“落第”としている。

同名誉会長は「新戦力? 私は(エムバイェ・)ニアンがすごく好きだ。彼は少しバロテッリのようだね。人間的には彼より優れていることを願っているよ」と語った。短いが、大きな意味を持つ言葉だ。数日前にも、ベルルスコーニ名誉会長は「我々が関心を抱くとは思わない」と、バロテッリを遠ざけていた。今回は、その理由も説明した形だ。

一方、放出については、「(アレシャンドレ・)パトとロビーニョ? 2人のうち1人は引き留められるように願っている。どうなるかを見よう。郷愁がどういうものかはご存じだろう」とコメントしている。

また、ローマ戦については「いつものように呼ばれたんだ。待たれるのはうれしいね。選手たちの準備ができているかどうかを見に来た」と話した。ベルルスコーニ名誉会長が“ピッチ”に戻ってから、ミランは負けていない。ナポリ戦で引き分けてからは4連勝だ。ここ5試合の“ミニリーグ”なら、ミランは首位に立っている形だ。