16日、宮城県で開催される、全日本実業団対抗女子駅伝に、2004年のアテネ五輪女子マラソン金メダリスト・野口みずき(シスメックス)が出場を果たす。

アテネ五輪後も、2005年のベルリンマラソンで優勝するなど、活躍を続けた野口だったが、ケガや疾患にも悩まされるようになり、2008年の北京五輪時には、レース直前で出場辞退にも至っている。

11日、TBS「NEWS23クロス」では、復活をかけて全日本実業団対抗女子駅伝に臨む、野口に行ったインタビューの模様を放送した。

「辞めてしまおうって、正直思ったことがありました」と切り出した野口は、今年の7月で34歳になり、「本当にダメなのかなって思いましたね。年齢的なものもあるかもしれないと思っていましたし」と続けた。

だが、「失敗して、そのまま走らないで終わるのが、すごく悔いが残って嫌なので、やらなきゃって思ったし、諦めることはできませんでした」という野口は、間近に迫ったレースに向け、「とにかく1つでも順位を上げたり、1秒でもタイムを上げることに専念して、力強い走りを取り戻して走りたい」と意気込んだ。